通知表をもらってきたら、音楽だけは、点数で判断せずにいてあげてください。

2012 7月 20 レッスンの風景, 音楽への想い , , 1 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by ♪ふるもりポポピアノ♪



音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。






今日は、小学校の終業式があって、

子供たちは、通知表をもらってきたようです。

 

 

1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「せんせ~、ほら、見て~!」

って、嬉しそうに持ってきて見せてくれる生徒さんもいます。

かわいいわ・・・

 

 

私は音楽の先生なので、やっぱり、音楽は気になっちゃいますね・・

 

何が嬉しいって、初見欄に、

 

「楽しそうに歌えています。」と

 

かって書いてあるのが、 ものすごく うれしい。

うん、うん。

点数じゃないのよ。

 

 

音楽を楽しめているかどうかが、大事です。

 

 

 

学校教育では、どうしても点数で判断される場面が多くて、

勉強でもスポーツでも、

勝ち負けで判断されたり、

常に、他者との競争が強いられる教育の現場。。。。

 

 

せめて、音楽だけは、そうでありたくない。

 

 

点数や、評価などというモノからかけ離れて、

もっと、自由に解放されて、

純粋に、音楽を楽しんでもらいたい。

 

 

私たち、指導者は、そのために何ができるの?

 

 

 

音楽の楽しさを、ちゃんと伝えられている?

 

 

私の教室のレッスン時間は30分です。

中には、プラス30分で、

歌を歌ったり、聴音をしたりする ソルフェージュのレッスンもしている生徒さんもいます。

 

 

これが、私が思っていた以上に大きな効果を出していて、

今、とてもいい感じ。

 

 

さっき、ひとりのお母さんがご挨拶にいらっしゃいました。

 

 

「先生、うちの子、ソルフェージュもさせて、  本当によかったです。

今日、通知表を頂いて来たのですが、それにも、

 

『音楽の時間も

 

リーダーシップをとって

 

頑張って歌っています』

 

 

って、書いてあったんです。  もう、嬉しくって・・・」

って、お話してくれました。

 

そんな嬉しいお話きいたら、 泣いちゃうよ~~~~~~

 

 

 

実は・・・

 

 

このお母さん、悩んでいらしたんです。。。。

 

「うちの子、歌わないんです。」

 

って、3ヶ月ほど前にご相談を受けたときには、

私もびっくりしました。

 

 

レッスンの時には、まあ、歌っていたからです。

 

 

でも、まあ、ちょっと思い当たる事もありました。

 

 

「小さい頃は、よくカラオケにも行っていたのですが、

最近は、カラオケにも行きたがらなくて。

学校でも、歌わないみたいです。  家でも歌わないんです。」

 

 

なぁぁぁぁぁんですってぇ??

 

おうちで歌わない人なんて、

 

いるの?

 

 

信じられない思いでした。 ショックでした。

なので、すぐに歌のレッスンもすることにしたのです。

 

 

ええ、私の使命だと思いました。

 

 

 

その子に聞きました。

 

 

「ね、どうして、歌わないの?」

 

そしたら、衝撃の一言が返ってきました。

 

 

「気持ち悪いから」

 

え?? ちょ、どーゆーことよ。

きもちわるい?

 

 

私:「気持ち悪いって?なにが?」

 

生徒:「私の声が」

 

いや~ん、ちょっとまってよぉ。

 

どーして、そんな悲しいこと言うのさ。。。

マジ、涙が出そうでした。

 

 

私:「気持ち悪い声の人なんていないし、

まして、○○ちゃんの声は、素敵な声だよ。」

 

 

生徒:「ホント?」

 

 

私:「うん、ホントホント。    先生は、プロだからさ、間違いないっ!」

 

 

生徒:「でも、高い音を出すと、気持ち悪い声になるもん。」

 

 

あ?? 裏声のことかな?

 

私:「それは、高い声のことで、気持ち悪い声というものではないなぁ。

低いの反対は、高いでしょ。

低いの反対は、気持ち悪いじゃないよ。」

 

 

生徒:「まーね。」

 

 

私:「じゃさ、ちょっと、低い声からだんだん高く、声を出してみようか。」

 

で、発声練習のようなものをしました。

地声で出せる高さには限界があるから、

どこかで裏声に変わるポイントがあるのだけれど、

その切り替えがカチっとできないと、 あやふやで、コントロールがしにくい状態に・・・・

 

 

これか・・・・

 

自分でコントロールできないもんだから、

自信がなくて、声も前に出せなくなっている。

 

↓ ますます、不安定でヘロヘロな声に・・・

 

 

な~んだ、これのことか。

 

地声の使い方、

裏声の使い方、

切り替えポイントをどこに置くのか、

どのように切り替えるのか、

喉や、体をどのように使うのか

 

全然わかっていない。

 

 

 

すぐにできるようなことではないけれど、

訓練すれば、できるようになることですよ。

これなら、大丈夫合格

 

 

 

レッスンを重ねるうちに、 彼女の表情が、どんどん明るくなってきました。

歌う声も大きくなってきました。

 

 

そしてなにより、

 

「先生、あの曲を歌いたい!」 って、リクエストしてくれるようになりました。

 

 

 

そうよそうよ!

あなたの、その 歌いたいという気持ちこそ、

ママや私が望んでいたものです。

 

 

 

歌うことって、楽しいでしょ。

カラオケに行くのが嫌だなんて、

そんな悲しいこと、もう、言わないよね。

 

 

みんなの前でも、大きな声で、 生き生きと歌ってもらいたいっ!

 

 

あなたの持っている一番の魅力は、

その、元気。パワーです。

 

それを、どうか、音楽にも生かしてもらいたい!

 

 

そう思っている矢先の、 今日の通知表の

 

 

『音楽の時間も

リーダーシップをとって

頑張って歌っています』

 

 

もう、お涙ポイントでしょぉぉぉぉぉ~~~~!! 泣かせるわ・・・あせる

いや、冗談ではなく、

歌を楽しめるかどうかは、 その子の人生の大問題だと思うのです。

 

 

この先の人生、 「カラオケに行こうよ!」っていう場面は、

たくさん、たくさん出てくると思います。

 

 

そして、それは大人になってもずーっとあることです。

 

その度に、 「行きたくないな」とか、

「や、カラオケはちょっと・・・」とか、

「カラオケなら、行きません」とか、

 

そんな気持ちになるの?

 

 

いやいやいやいや そうじゃなくって、

「いえ~ぃっ! カラオケ行こうじぇ~~~~っ!  今日も、歌うよぉぉぉぉぉ!」

って、みんなと盛り上がって ハジけられるのか

 

 

これって、結構人生の大問題じゃありませんか?

 

 

なので、なので、 今日の通知表のお話は、とても嬉しかったです。

 

 

ホント、嬉しかったんですよぉ。涙。

 

 

どうか、子供ちゃんが通知表をもらってきたら、

音楽だけは、点数で判断せずに 楽しく音楽とお友達でいられているようならば、

それで、褒めてあげてください。

一緒に喜んであげてください。

 

 

その子には、その子の音楽の楽しみ方があるはずです。

私たち指導者は、それを引き出すお手伝いをします。

 

 

悩みがあれば、ご相談くださいね。

全力で、丁寧に、サポートいたします。

 

 

 

人生にポポっと音楽がお友達になり、

100倍豊かな時間を過ごすことができますように。 ・・・・

 

 

私は、そう願ってやみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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