子どものご機嫌をとる大人たち。褒める?おだてる?それっておかしくないですか?

2015 2月 04 レッスンの風景 , 6 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by ♪ふるもりポポピアノ♪



音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。






「褒めて伸ばす」という言葉は、

だいぶん浸透しましたし、

もう、教育や子育ての王道のように語られていますね。

 

・・・・・・・・はて?

 

私も別にこの意見に反対ではないです。

私だって褒められたら嬉しいし、

もっと言うならば 子供の頃も、もっと褒められたかった。

 

 

・・・・・・・しかし・・・

 

この「褒めて伸ばす」という言葉が、

なんだかチョット違うように解釈されているように思われてなりません。

 

 

何かをがんばった

 ↓

すごぅく がんばった

 ↓

できるようになった

 ↓

「すごいねーーーーー!」

 

と、このタイミングで褒めるのはわかります。

「がんばったねー」

「がんばったからできるようになったね。」

って、褒めるのはわかります。

 

 

でも・・・・

 

 

まだ、がんばってもいないのに、

「すごぅい、○○ちゃん、ステキ。上手。かわいい。」

「えらいよー」

「おりこうねー」

などというのは・・・・・・

 

??????????????????

 

とっても疑問です。

それって、「褒める」じゃない。

もう、私の目からは「おだてる」にしか見えない。

 

 

そして、子どもがちょっと不機嫌になろうものなら・・・

「○○ちゃん、いいよぉ。今日、がんばってるよ。」

「もう、これもできるようになったよ。いいよ~」

「いつもできるもんね~」

「上手にできたら、アイス買ってあげるよ。」

 

 

    はぁ?

 

まだ、全然がんばってもいませんし、よくもないんですけど。

 

 

これって、何ですか?

子どものゴキゲントリ?

それは、いらないんじゃないかと・・・・・・・

 

 

本当にがんばった時に 褒める

本当にできるようになった時に 褒める

 

そうじゃないときにも褒めたり、おだてたり、ゴキゲンをとったりするんじゃ、

本人は、いつ褒められるのか、いつ評価されるのか、

曖昧になってしまいます。

 

 

それって、わかりにくいし、

がんばるチカラが身につきません。

だって、がんばってなくても評価されるんだもん・・・

 

 

子どものやる気、頑張る気持ちを、

みすみす大人が削いでるように思います。

 

 

 

そしてさらに、

子どもが悪いこと、間違ったことをしても、

「あら~~」っというだけで、

注意もしないし、諭しもしないって、

それって、どーゆーことですか???

 

例えば 「お行儀が悪い」という言葉は、

もう、なくなったのでしょうか?

 

保護者の口から、この言葉を聞くことは、

もう、ほとんどなくなりました。

 

私が子供の頃は、よく母から言われていたものです。

「お行儀が悪いっ!」 ぴしゃ! ← 叩かれる音(ToT)

「先生に失礼ですっ!」 ぴしゃ! ←叩かれる音(ToT)

 

 

・・・・もう、今は、こんな保護者はいなくなりましたね・・・・・(笑)

 

でも、時代は変わっても、

子どもって、お行儀がわるいものです。最初は。

 

椅子にキチンと座れなかったり、

足を開いて座ったり、

乱暴なこうどうをしちゃったり、

失礼な事を言っちゃったり、

よそのお家での立ち振舞や口の聞き方など、

それって、大人が教えていくものでしょ。

 

できなくてもスルーで、いいのか?

 

「ちゃんと座ろうね~~」 って言っても聞かない場合は、

次の言葉をかけるべきなのではないでしょうか?

 

 

にこにこしながら、「○○ちゃんっ」って言っても、

なにも効果がない場合は、

次の手を考えるべきなのではないでしょうか?

 

 

そんな場面で

子どものゴキゲンをとってる場合では

ないんじゃないでしょうか?????

ちゃんと、注意したり叱ったりするべきじゃ?

 

 

 

そして、ちゃんとできるようになったら、

そこで、

「ちゃんとできたね。すごいよ」とほめればいい。

 

 

 

子育て、教育にメリハリがないので、

もう、子どもはやりたい放題!無法地帯になるんですよぉ。

 

 

私は音楽を指導する上で、

音楽は楽しいものだということを伝えたいし、

もちろん、楽しいムードで一緒に過ごしたいけど、

こんな部分って、それ以前の問題だと思う。

 

 

 

マナーとか常識とかっていうのは、

多くの人が「そうだよね」って思う、共通の認識のことであって、

お互いを尊重し、大事にするため、

相手にイヤな思いをさせないためのもの。

 

 

それができないのだったら、

音楽なんて、もっとできないよぉ・・・

 

 

音楽教育をするときに、

お行儀も一緒に教育するのは、

そんな意味もあると思っています。

 

 

だから、私は、やっぱり、

お行儀が悪いことは注意していくし、

音楽をとおして、きれいな身のこなしというものも

学んでもらいたいです。

 

 

お行儀が悪かったり、乱暴だったり、がさつだったりすると、

やっぱり音楽もそうなってしまいます。

情操教育ってそういう意味でもあると思います。

汚い音楽とか、私はイヤです。

 

音楽が汚れないように、

きれいな気持ちで過ごせるように、

ダメなものはダメ。

ステキなものはステキ。

がんばったことは、がんばったねと、

キチンと評価していきたいです。

 

 

 

 

 

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6 件のコメントがあります。

  1. MEWさんのComment

    はじめまして♪

    大賛成です♪

    褒めることは、いいことだとおもいますが

    叱ることも、いいことだと思います

     

    書いてくださり、ありがとうございます

    • ポポピアノさんのComment

      MEW先生 はじめまして♪

       

      こちらこそ、大賛成して頂きありがとうございます。

      褒めるって、意外と難しいものだと思うんです。

      褒めるばっかりでは、効果がないどころか逆効果だとも思っています。

       

      叱ったり、褒めたり、両方が大事ですが、

      大前提にはその子への大きな愛がありますよね。

      大きく育ってもらいたいと思っています。

  2. yukoさんのComment

    同感です!!

    ご機嫌取ってまで、ピアノやらなくていいですよね?

    これでは、習わせて貰えている事への親への感謝、教えて下さっている先生への感謝が生まれませんし、ピアノに限らず、ろくな大人にならないと思います。

    • ポポピアノさんのComment

      yuko さん

       

      同感して頂き、ありがとうございます。

       

      習わせて貰えている事への親への感謝、教えて下さっている先生への感謝って、

      本当にだいじなことですよね。

      当たり前だと思うのではなく、周りに感謝することも、

      大人が教えていくべきなのだと思います。

       

      感謝の気持ちを持てない人は、

      自分の周りに満足できず、不満が多いように思います。

      私の生徒さんには、そんなふうになってもらいたくないなぁ・・・・・

  3. 莉愛ままさんのComment

    激しく同意いたします(笑)

    がさつ&お行儀悪い女子ふたりを怒りすぎて、まいにちクラクラしています

    言い続けないとダメなんでしょうねー。。。頑張ります(苦笑)

    • ポポピアノさんのComment

      莉愛ままさん

       

      激しく同意して頂き、ありがとうございます♪

       

      そうです。そうです。

      私達大人は、言い続けましょう ヽ(=´▽`=)ノ

       

      今、できなくてもいいんです。

      今日できなくても、明日かもしれないし、来月かもしれないし、

      数年後かもしれません。

      それでもいいんです。

       

      いつかできるようになるために、

      今日も明日も、明後日も、言い続けましょう。

      一緒にがんばりましょう (*^^)v

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