音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
新年早々、事件です。
レッスンに来る予定の生徒さんのお母さんから、
メールを頂きました。
「レッスンに行くつもりでしたが、娘がこたつからでてこなくなりましたぁ!!
どうも、練習をしてないので、いきたくないそうです。」
っとメールには書いてあって、
そして1枚の写真が添付してありました。
きゃーーーーーーーーーっ!
なんですか?この写真はっっっっっ!!
こたつちゃん?
もぉ、だれ?????
っていうか、この写真、ほんと、なに???
もう頭からすっぽりこたつに入って・・・・
まず、苦しくない?
大丈夫なの?
まったくもぅ・・・・
冬休み・・・・・・・
すーーかり練習しなかったんでしょうね・・・・・
で、
レッスン直前になって、急にマズイと思って、
心細くなって来て・・・・・・・・
うん。わかるわかる。
そんなの、私だって経験済みですもの (*^^)v
ピアノ習ってるあるある だと思う。
ママの多少キレ気味のメールから察するに、
きっと・・・
母 「レッスン行くよーーーー」
娘 「・・・・・・・・・」
母 「早くしなさいっ」
娘 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
母 「なにしてるの、早くっ!!」
娘 「・・・・・・・・ない。」
母 「は?」
娘 「行きたく・・・ない」
母 「へ?何言ってるの」
娘 「だって・・・・・・・」
母 「いや、いいから早くしなさい」
娘 「・・・・・・・」無言でこたつにもぐる・・
母 「ちょ。なにやってるの。でてきなさい」
娘 「・・・・・・・・・・・・・・・」
母 「行くの、行かないの。もうママ知らないよ。」
娘 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
母 「いいかげんにしなさい。こたつちゃん。」
娘 「・・・・・・・・・・・・・・・」
母 「もうっ!!! 先生に写真送るよっ!!!!!!!!」
・・・・・・・とかなんとか、
親子でのスッタモンダがあったのではなかろうかと、
私のたくましい想像力&妄想力は思う(笑)
それで、結局この生徒はレッスンをお休みしました。
そして、もう一度、
ママからメールが来ました。
「こたつちゃんは今、やっと出てきて、
何かにとりつかれたようにピアノを弾いています。」
ふふふふふふ・・・・・・
取りつかれましたね。
それは、ピアノ練習妖怪です ヽ(=´▽`=)ノ
これも、ピアノ習ってるあるある の一つで、
「もう練習しなくっていいよー」って状況になると、とたんに、
ピアノを弾きたくなるんですよね。
不思議な話です。
きっと・・・・
彼女なりに、なにかしら思うところがあったのでしょうね。
練習をしてない焦りとか、
困ったなぁとか、
やっときゃよかったなぁとか、
どうしようかなぁとか、
どうごまかそうかなぁとか、
なんて言い訳しようかなぁとか、
もう、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!! みたいな(笑)
それもね、ある意味正常な気持ちだと思います。
本当は、練習しなきゃいけなかったんだってこと
自分でわかってて、後悔してる証拠だから。
ちゃんと向き合ってる証拠だから。
うん、今日のところは、仕方ない。
見逃してあげよう。。。
とは言っても、
次回のレッスンで、ちゃんとお話は聞くけど。
もちろん♪
でもね、もったいないよぉ。
せっかく、あなたの時間だったんだから、
来てくれればよかったのに・・・・と思います。
小学生も高学年になると、
部活とか塾とかで、とても忙しくなります。
それは、私もわかっています。
なので、ピアノの練習時間の確保が、
それぞれのご家庭で、大きな課題になってきます。
で、
「せんせ、今週も私、なーーーんもできなかった。あは。」
って、あっけらかんとした笑顔で、
練習時間ゼロの手ぶら状態で来る生徒さんもいます。
おーーーーーーーーいーーーーーーーっ!!!!!
ッて感じですが、
それでも来てくれるということは、
それでも音楽が大好きなのか、
この時間だけでもピアノを弾きたいのか、
それか、お月謝がもったいないのか、 (これも大事なことですよーーー(笑)
それか、私に会いたいか (おいおい(笑)
の、どれかだと思うので、
終わってしまったことはしかたがないので、
一緒に音楽を楽しんでいます。
次の週に向けて、
練習がしやすいように、練習の仕方を一緒にやってみたり、
ソルフェージュをしたり、
初見で連弾をしてみたり。
やれることって、たくさんあるんです。
それは、私のアイデアでもあるし、腕の見せどころでもある ( ー`дー´)キリッ
なので、
本当は、とりあえず、来てもらいたいなぁ・・・・・・です。
顔を見れば、だいたいわかります。
どんな思いでピアノの前に座っているのか。
だって、私もそうやって生きてきたから。
今、こうやって 音楽を愛して一緒に生きているけど、
それでも、
毎日毎日、ピアノを弾きたいと思う日ばかりじゃなかった。
今日ばっかりは弾きたくないって日もあったし、
ママが近くにいるから、だから弾きたくないって日もあった。ホントに。
家事だって、
今日ばかしは、お箸の1本だって洗いたくない、
タオルの1枚だって、たたみたくもないって日もあるんだもん。
ピアノ・・・
何十年間も、毎日、弾きたくってたまらない日ばっかりじゃなかった・・・・
なので、生徒の姿は、以前の私の姿そのものなんです。
共感できないはずがない。
でしょ。
そして、
生徒を育てたいと思う立場は、
もう、親と同じ。
第2の母だと思う。
だから、生徒のママの気持ちに共感できないはずがない。
指導者って、本当に不思議な立場だと思う。
ママの娘に対するイライラも、愛情も、
それから、私に対する申し訳ないと思う気持ちも、
みんなみんな、ぜ~んぶイタイほどよく分かる。
なぁんだかねぇ・・・・・
この こたつちゃんの写真で、
とーっても胸が痛んだ私です。
もちろん、練習はしてもらいたい。
っていうか、やって!
じゃないと、上手にならない。
でも、
もしも練習ができなかったり、
というよりも、したくなかったり、
なんかスランプっていうか、心がうわーーーーーーーってなったときでも、
どうか、とりあえず来て!!
音楽史のお話でもしましょうか?
モーツァルトのやんちゃ話をしましょうか?
ブラームスやバレエの話をしましょうか?
楽器のお話をしましょうか?
バッハがピアノに出会っていないお話をしましょうか?
それとも、恋話??
私は、レッスンの途中でちょこちょこと、
お家のこととか、
学校のこととか、
旅行のこととか、
おもちゃのこととか、
ポケモンの事とか、
妖怪ウォッチのこととか、
恋話とか、
そんな余計なことをおしゃベリします。
それは、私がおしゃべりが好きだからじゃなくって(いや、それもあるけど(笑)
そんな時間が必要だからです。
そんな「余計なこと」が、
どれほど、生徒の心をほぐし、
私との信頼関係を築く上で大事なことなのか、
20年以上の指導の中で学んだからです。
音楽は、とても繊細なもので、
子供の心は、もっともっと、さらに繊細です。
私達大人は、
それを大事に大事に育てたい。
たくさんの愛情と情熱をもって。
余計なことが余計なことじゃなくて、
目に見えないものが大事なものだってことが、
よくある。
うん、ほんと、よくある。
それを、しっかりと感じながら、
丁寧に、心を育てていくべきなんだと
いつもとても気をつけるようにしています。
あぁ・・・・
こたつちゃん、次のレッスンは来てね。。。。。。
待ってます。
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