あぁ、母はなぜ、そんなに早急に成果を望むのか?




音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。






なんとな~く感じてはいるでしょうが、

ピアノなどの楽器の習得って、すごーーーく時間がかかります。

 

 

ダンスとか、スイミングとかって、

やり始めたら あららららって言ってる間に急に上達して、

「ひゃーー、泳げるようになってる!息継ぎも できてる!」

ってなりますよね。

 

あれ、羨ましい・・・

 

 

 

もちろん、それ相応の努力も時間も要してると思いますし、

もっと上達するためには、さらなる努力も必要でしょうし、

いつか、壁にぶつかることもあると思うのですが、

それでも、短期間で習得できやすい技術なんだと感じています。

 

 

それに対して、音楽が身につくまでは、長期戦です。

短期間でどうにかなるようなものではありません。

1年や2年で、どーのこーのってもんじゃないんです。

 

 

ま、なんとな~く感じてはいるでしょうけどね。

こりゃ、簡単にできるようになるもんじゃない。と。

 

 

以前、脳科学的にいうと、「ピアノってお稽古事ではない

に書いたように

ピアノや音楽教育は、「子育てそのもの」だと思っています。

 

 

長い時間をかけて、

その子の発達や能力を見計らいながら、

得意なこと、苦手なことを見極めながら、

個性を輝くほどに伸ばしながら、

何度も何度も繰り返しながら

そうやって学んで、育てていくものだと思っています。

 

 

しかぁしっ!

 

 

親としては、まどろっこしい!!!! っというのもよくわかります。

 

お金出して習ってるのに、

まーだ この曲終わらないし、

まーだ ぜんぜん上手にならないし、

それどころか、まーだ 楽譜もよく読めないし、

またまた、間違ってるし、

っていうか、そもそも 一人で練習だってできないし、

 

もう、きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!

 

 

・・・な 母の様子をよく見てきました。

 

 

 

わかります。わかります。

我が子に対してはね、どうしてもそうなります。

 

 

でもね、ほんとうに そんなに急ぐ必要があるのでしょうか?

 

 

振り返ってみてください。

 

幼稚園の頃、どんな毎日を過ごしていましたか?

今でも記憶に残っていることは、何ですか?

それは、素敵な思い出でしょうか?

 

 

私が幼稚園の頃の思い出は・・・・・

うーん・・・断片的な記憶に過ぎないんだけど・・・・

 

 

着せ替え人形を作ってるところとか、

「カゴメカゴメ」って遊びの時に、髪をグシャグシャにされたこととか、

音楽教室で歌った歌とか、

あ、そうそう。テキストの大好きだった挿絵も覚えてる。

 

 

もう、今では絶対に手に入らない風景の数々。

 

 

それから、

8分音符のはた
2015-06-04_004727

 

 

 

 

 

 

の書き方がわからなくて、泣きながら書いたこととか、

ひらがなの「わ」と「れ」と「ね」の区別がつかなくて、

母にこっぴどくやられたこととか・・・・・

 

 

あの時期にしかできない体験が、たくさんありました。

 

 

 

 

 

小学生の頃は、

私は自分が音楽が好きだという気持ちはあった。

だから、音楽がとても好きだったし、思い出もたくさんある。

 

 

けれど、それでも、

母(鬼ババ)に叱られながら練習したこととか、

ピアノの先生に叩かれてるところとか、

いえね、昔の先生は叩いてたんですよ。ほんとうに。

「指の番号がちがーーーーうっ!!」とかって。

「そこは、フォルテだって、さっきも言ったでしょーーーー。」とかって。

 

 

校歌を弾いてみたり、

テレビで聴いた曲をちょっと弾いてみたり、

「名曲集」って楽譜を買ってもらって、

まだまだ絶対弾けないような世紀の名曲の一部分だけを弾いて、

うっとりしたり、

 

 

でも、練習したくない日もあって、

母(鬼ババ)に「ママがいない時に練習した。」と嘘ついて、

妹に「おねえちゃん、嘘つき」と告げ口されて、

母(鬼ババ)にバレて、

「嘘までついて、あんたはーーーーーーーっ!」って、

激しく叱られて泣いたこととか・・・・・・

 

 

それは、好きな男の子がいて、

話しただけで嬉しかったりとか、

お友達と喧嘩をして、

とても孤独な気持ちになったりとか、

体操服を忘れた日の、あの焦りまくった気持ちとか、

 

 

そんな、小学校時代にしか味わうことができない体験と一緒に、

私の音楽はありました。

 

 

 

 

 

中学生になると、

お姉ちゃんやお兄ちゃんがいる子たちが洋楽を聴き始め、

私に、「まだピアノやってるの?」と言うようになり、

なんだか時代に乗り遅れているような気がして、恥ずかしく、

ピアノをやってるということを隠していた時期がありました。

 

 

すぐ バレるんだけどね。

合唱コンクールの伴奏は、いつもやってたし。

 

 

でも

モーツアルト作曲、ピアノソナタ第○番 ケッヘル なんたらかんたら~~

とかって意味不明な題名の曲を練習してるだなんて、

あんまり お友達にも話したことありませんでした。

 

まぁ、聞かされた方も、

意味不明でしょうしね。

 

 

テスト勉強をしながら、

こっそり、クラスで流行ってる曲をリサーチして聴いたり、

好きな男の子が好きなアーティストの曲を聴いたり、

あ。薬師丸ひろ子でした。

 

うわ。今、書いてて懐かしい(笑)

 

 

 

あ~~ 今日も、謎に長い記事になってしまいました。

まだ、中学生までしか書いてませんが、

もう、腹一杯になってきましたww

 

 

 

何が書きたかったのか、イマイチ不明な状態になってきましたが、

今振り返れば こんなにゆっくりだったような、

でも、一瞬だったような、

なんともいえない 妙な気持ちになります。

 

 

でも、唯一 はっきりと言えるのは、

どれもが私にとって大事な時間だったということです。

 

 

そして、1個1個の出来事が、

私を作り、育ててくれたということです。

 

 

 

私は、二人の我が子を育てました。

子育てということに関しては、このお仕事もやってることだし、

全くの素人じゃないし、多少の知識もあったつもりです。

 

 

それでも、予想もしなかったことが発生したり、

私の思いとは別の方向にことが進んだり、

本当に子育てには いろんなことがありました。

 

 

たっぷりの愛情をかけて育てたい、

いっぱい抱っこもしてあげたいし、

ゆっくりと、子どもに向き合って、

丁寧に育てたい。

 

 

確かにそう思っていたはずなのに、

全ての瞬間でそれができるはずもなく、

あっという間に 子どもは大きくなっていきました。

 

 

身長も私より大きくなって、

もうね、抱っこどころじゃないですよ。はは・・・

 

 

思えば、随分、雑に育てたような気がします。

私は音楽が好きだったし、このお仕事が好きだったので、

何かにつけ、自分のお仕事を優先したような気もします。

 

 

そのために、

多少、寂しい思いをさせたような気もします。

 

 

もっとね・・・・

甘えさせてあげればよかったな・・・・って思っています。

 

もっと たくさん抱っこしてあげればよかったし、

あんなに冷たい言い方をしなくても、

優しく接してあげればよかったなとも、思っています。

 

 

 

一人の子どもが成長するのが、

果たして 「ゆっくり」なのか、「あっという間」なのか、

私には、未だにわかりません。

 

 

ただ、長い人生の中で、

音楽に出会って、音楽と一緒に生きていくことができるということは、

とでも幸せなことなんだということは、わかります。

 

 

ずっとずっと、音楽を楽しんでもらいたいんです。

 

今日できなくてもいいんです。

明日も、まだできないかもしれません。

 

 

音楽なんて、そんなもんです。

ピアノは はっきり言って難しい楽器です。

だから、楽しいんです。

 

 

いつかできるようになるために、

その日のために、今日、がんばってるんです。

 

 

 

今日できなくても、絶望しなくていい。叱らなくてもいい。

できることが目標じゃないです。

「できるようになりたい」と思えるのであれば、

いつか、できるようになるはず。

 

 

 

今、ふと思いついたのですが、

自動車学校って、あれ、すごいですよね。

1ヶ月ちょっとで、運転ができるようになるって。

 

あんなに短期間で習得できるスキルって!!

 

 

 

ってことはですよ。

ピアノがいかに難しいかってことですよ。

まさか、1ヶ月そこらで、

バリバリ弾けるようになったヒトなんて、

世界中にいないです。

 

 

 

あーーーーー。

ほんとうに、今日は長くなりすぎました。

別に、酔っ払ってません。っていうか、飲めないんです。私。

 

 

 

いや、そんなことはどうでもいいですが、

どうか、お母様方、

そんなに急いで結果を求めずに、

長い目で、長い目で、長い目でみててください。

 

 

今、音楽を楽しんでいるのであれば、

ご心配なく。大丈夫です。

むしろ、いっぱい抱っこしてあげてください。

子どもの声に耳を傾けてください。

 

 

そもそも、始めた時には、

「音楽を好きになってもらいたいから」

っていうお気持ちがあったと思います。

 

 

我が子の将来に夢を見て、

素敵に豊かな子育てを一緒にしていきたいと思いませんか?

 

 

私は、音楽と出会えて、本当によかったです。

死ぬときにも、きっと思うはず。。。。。

 

 

「あぁ・・・私の人生が、音楽にあふれてて幸せだったな」と。

 

 

 

 

 

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