音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
Yくんは、弾きたい曲がありました。
お父さんといっしょにネットで楽譜を探しましたが、
まだ、未発売でした。
でも、どうしてもその曲を弾きたいので、
楽譜が発売されるのを待つと言っていましたが・・・・・・・・
私 「じゃあさ、もう楽譜を待っていないで、自分で作っちゃおうよ。」
Y君 「え?自分でつくる??」
私 「うん、作っちゃえばいいんだよ。」
Y君は、今までにもいろんなことに挑戦してきました。
コードネームだけで、自分で左手を考えて弾くこともマスターしています。
なので、今度は、耳コピをすることにチャレンジしてみたいと思いました。
私 「えっとね・・・・・5線のノートに・・・・・・」
っと言いながらノートを探したのですが、
こんな時に限って、2段のノートしかなかった。うわーん。
私 「あのさ・・・ごめんけど、今2段のノートしかないんだ。。。。
でさ、こんな感じの音楽のノートの4段のものがあるから、
今度、それに書いていこうよ。」
っと言いました。
これが、ゴールデンウィーク前のレッスンの話です。
私は、ゴールデンウィークの間に、5線ノートを買っておきました。
そして、ゴールデンウィークが明けてからのレッスン。
Yくんが、お教室に来ました。
Y 「せんせい、とちゅうまでできました!」
私 「え?なにが?」
Y 「これ・・・・・」
うわー。なんだこれ。できてる!!すごすぎる。
ちょこちょこ楽譜のルールが守れていなくて、
ツッコミどころがたくさんあるのは、
(それはそれで可愛いけど) 全て私の責任。
これは、きちんと指導します。
しかし、大筋で、合ってる。
ほんとうに、できてる。
だめだ・・・・・・なんか・・・・泣ける。
こんなにできるようになったんだね。
しかも、この曲、すごく速くて耳コピも難しいよ。
だから、楽譜も1段にどんどんいっぱい書いたのでしょう。
どんなに一生懸命に取り組んだのかと思うと、
私は、私は、胸がいっぱいになりました。
どうしてもこの曲を弾きたいという気持ちと、
耳で聴いた音を、なんとか楽譜にしようという気持ち。
育てたい。育てたい。
この気持を、しっかりと育てたい。
私は、楽譜のルールをYくんにお話しました。
ト音記号と拍子記号は、なぜト音記号を先に書くべきなのか。
縦線はどこからどこまで書くべきなのか。
楽譜はなぜ1段に4小節書いたほうがいいのか。
理由がわかれば、ルールをおぼえるのは簡単でしょう。
しかし、なんど見てもかわいすぎる楽譜です。
自分でコードネームも付けていて、立派です。
この楽譜は消さずにそのままにしておいて、
この楽譜をもとに、「清書」と言うかたちで、
もう一度書くことにしました。
POPS は、アウフタクトやシンコペーションなどがいっぱいでてきて、
本当は採譜は難しいのです。
でも、難しいということに気がつく前に、
変な先入観が付く前に、取り組んでおくと、楽です。
私の予定よりも、ぐんぐん先を行くYくん。
私が買ってきたノート・・・・いらなかったね(笑)
しっかり自分で買ってもらって、楽譜を作ってきたYくん。
音楽といっぱい仲良しになれて、
自分なりの音楽の楽しみ方をつかんでいます。
Yくん、がんばりました。あなたはすばらしいです!!
こんな力をつけてくると、音楽ってほんとに楽しい!!
そして、多方面から音楽を楽しむことができるようになります。
なので、生徒さんたち全員に、こんな風になってもらいたいなぁ・・・・
自分で聴いた曲を耳コピして楽譜にして、
コードネームを付けて、伴奏も付けて弾く。
あぁ、そうなったら、楽しいんだよ~~。
あ、おまけに移調もできたらいいね。
どんどんチカラをつけていく生徒たち。
うれしいです。
そして、これからもどんどん新しいことにチャレンジしていこうね。
いっぱいの曲を弾いていこうね。
あぁ、これからが楽しみです。
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