音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
音楽だけじゃなくて、他のことにも言えると思うのですが、
何かをやるとき、
何かを身につけようとするとき、
何かをがんばろうとするとき、
何かをなしとげようとするとき、
ある程度の時間が必要だし、
ある程度の繰り返しが必要だし、
それは、とても根気がいることで、
諦めないことが大事で、
続けることが大切なんだと思います。
・・・・・・っということが、今まで音楽を続けてきて、
それこそ楽しいことも大変なこともいっぱいあったし、
やめたいと思ったことも、
なんだこりゃと思ったことも、
自分ができないことを軽々とできてる人(そう見えた)を見て、
悲しくなったり、自分の気持が小さくなったり、
コンプレックスを感じたり、
音楽を続けることで、そんないっぱいの心のざわめきを経験してきて、
それでも「続ける」ということが大切なんだと、深く思います。
何よりもの経験だし、財産だとも思う。
だから、♪ふるもりポポピアノ♪ の生徒さんたちには、
音楽をとおして、「がんばるチカラ」をみにつけてもらいたい。
そう思っています。
集中すること、最後までやり通すこと、
そんな「がんばるチカラ」を身につけると、
それは音楽だけじゃなくて、
他のこと、例えばお勉強とかスポーツとか、
もっと大きくなってから社会に出てからのお仕事とか、
それから人間関係とか、恋愛とか、
そんなことにも通じるところがあるんだと思っています。
そして私達指導者は、
生徒さんたちが「がんばるチカラ」を身につけるために、
どんなことができるかなぁ・・・・・って、アノ手コノ手、
アイデアをふりしぼる毎日です。
強制したところで、そんなもんは育つわけないし、
子ども自身が、「がんばりたい」「もっとやりたい」「最後までやりたい」
そして、「この先はどうなっているんだろう」「こうやったらどうだろう」
などと、自発的、発展的な気持ちになるように、
どんな材料を使って、どんな言葉がけをして、
どれほどたくさん心にお水をあげることができるのか。
そこだと思う。
そして、がんばったこと、できるようになったことは、
的確に認めて、褒めてあげて、
達成感を味わってもらいたい。
小さな成功体験をいっぱい積み重ね、
たくさんの「認めてもらった感」を経験して、
自分自身を認められる「自信」になって、
それを握りしめて、しっかりと生きられるように。
だから、どんなに小さいことでもいいんだよ。
ちゃんとやることなんだよ。って思います。
10月からレッスンに来ているYくん。
ちょっと恥ずかしがりやさんで、
そして、好奇心があふれるほど旺盛です。
うん、うん、かわいいわぁ。
鍵盤の「A」の位置をおぼえるために、
鍵盤のAのところ全部に「ほうせき」を置こうとしたのですが、
Yくんは、AのおとなりのB、C、D・・・・っと、
どんどん置き始めました。
どこまで置くんだろう・・・・ははは・・・・
っと思いながら見守っていたら、
とうとう、一番高い音の鍵盤まで全部置きました。
「うわーーー。がんばったね。すごいね。」
っという私の声を聞きもせず、
今度はAから順に、低い音の方に置き始めて、
それも、一番低い音の鍵盤まで全部置きました。
またまた、「うわーーー。がんばったね。すごいね。」
っという私の声をまたまた聞きもせず、
今度は、楽譜たての前にも並べました。
この間、終止無言(笑)
すべての「ほうせき」を置き終わったら、
やっと笑顔で私の方を見ました。
なかなかの笑顔だーーーー!!!
私がやりたかった活動とは違うものになってしまったけど、
今日、Y君がやりたかったことは、これだったんだね(*^^)v
うん、うん、いいよ。それでいい。
ピアノの白鍵って52個あるんだけど、
それに全部置いてみるって、なかなかの根気です。
しかも、無言だったしね。
私も、こんな風に全部の白鍵に宝石を置いたことはなかったので、
これはこれで、きれいだなぁって思いました。
私もなんだか達成感♪
こんな気持ちを、大切にしよう。
Y君が、Aじゃない音に置きだしたときに、
「そこじゃないでしょっ!!」
って、無理やり「Aだけに置く」ことに私が固執したら、
Y君の気持ちはしぼんだよなぁ・‥・っと思うと、
ほんの一瞬の指導者の判断が、どれほど大事で怖いことなのか、
しっかりと自覚するべきだと思う。
子どもの心を傷つけること無く、
しっかりとその子の心の芽を育てることができるように、
豊かに、大事に、大切に育てていきたいです。
そして、そんな私とY君を笑顔で見守ってくださったママ。
ありがとうございます。
これからも、全力で丁寧に心をこめて指導していきます。
音楽と、ポポっと一生のお友達になり、
音楽を通して素晴らしい人生を楽しむことができますように!
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