音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
5~6年前、アレクサンダー・テクニークというものに出会いました。
それは、音楽からではなく、スポーツの世界からの出会いでした。
スポーツって、それぞれに「フォーム」がありますよね。
野球のバッティングにしても。ボールを投げるにしても。
楽器の演奏にも「フォーム」ってあります。
筋肉や骨格の動きに着目して、
動作に流れるような動きがあるかどうか、
心や意識が動きを制限していないか、ということを考えていくのが
アレクサンダー・テクニークなんです。
自分では気がついていないかもしれませんが、
心や意識が、体の動きに変にブレーキをかけていることも多く、
身体本来の自然な動きをしていないこともあるんです。
そして、そういった場合、
動作がぎこちなくなったり、どこかが痛くなったり、
思った通りのパフォーマンスが出せなかったりするんですね。
なので、観察やカウンセリングをしながら、
身体の様子を自然にもどしていこうっていうのがアレクサンダー・テクニークなんです。
これを、音楽家にも応用していこうという研究もいろいろなされていて
この本が、入門には一番わかりたいと思うのですが、
ちょっと、一回読んでおくとすごく勉強になると思う。
ふんぞり返ってピアノを弾く人はいませんか?
背中がいつも丸くなってる人はいませんか?
ピアノを弾くときに、いつも肩が上がっている人はいませんか?
そんなときに、「はーい、身体のチカラを抜いて~~!」
って言うだけで、身体の無駄なチカラが抜ければ・・・・・・・・
いいのですが、
そんなこたーーーないっ!
それがわからないから チカラが入ってるのに、
そもそも、チカラが入っているかどうかも
自覚できていない場合もあるのに、
そんなことを言っても、できるわけないんです。
肩の力を抜いて~~
っというのは、よく聞く言葉ですが、
じゃあ、どうして肩にチカラがはいっているのでしょうか??
ピアノを弾くのに、肩にチカラが入るとは、なぜだ??
肩から指先までぴーんと一直線になってるのは、どうしてだ??
あのですね・・・・・
肩と腕の使い方って、ピアノを演奏する上ではとても大事なことなんだけど、
じゃあ、腕って、どこからどこまででしょうか?
腕の始まりって、どこ?
・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・ 肩じゃないよ。
肩から先が腕だと思っている方も多いと思いますが、
いえいえいえいえ。違うんです。
「腕」っていうのは、鎖骨とか肩甲骨とかも含めてさすので、
「腕」の始まりというのは、鎖骨なんですね。
知ってました?
これ、とっても意外じゃないですか?
鎖骨ですよ。鎖骨。
ここから腕が始まってるんですよ。
ちょっと、左手で右の鎖骨をおさえて
右手を大きく動かしてみてください。
前後とか、上下とか。
ほら、鎖骨が動くでしょ。鎖骨が腕の始まりなんですよ。
そして、これに気がついてもらいたいんだけど、
こうやって、鎖骨を意識して腕を動かすと、
右手って、いつもよりも軽く動きませんか?
いつもよりも大きく動きませんか?
ここ、ここ、ここです。
アレクサンダー・テクニークで大事なのは。
「意識」するだけで、身体って変わるんです。
自分の身体なんだけど、知らないことってたくさんあります。
そして知らないと、もちろん指導なんてできないです。
音楽家は、当然自分の身体をつかって演奏します。
それぞれ使う楽器は違って、(歌を歌うときには自分の身体を使いますし)
使う筋肉や骨の場所も違うし、意識するべきところも違います。
もっと自分の身体を知ると、音楽が変わります。
そして指導するときには、
もちろんこうやって、言葉でも指導するんだけど、
演奏の途中で「今だっ!」ッていうときに、
ポイントとなるところを意識できるようにちょっと触ってあげたり、
肘をそっと押してあげたり、
背中をすっとさすりあげたり、
もちろん、私の姿を見てもらったり、
私の腕の上に、自分の腕をのせてもらって動きを感じてもらったりするんですね。
せっかくその場にいるのだから、
指導は、体当たりです (*^^)v
エネルギーなんだよなぁ。音楽って。
だから、スポーツと通じるところもたくさんあるし。
だから、私達音楽家が、学ぶべきこともたくさんある。
知識は大事だなーって思っています。
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