音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
グループやクラスでレッスンをしていると、
大抵の子は一緒に楽しんでいるのですが、
後ろの方にずっといる子や、
固まってる子、
大人にすりよって、抱っこされている子 などがいる時があります。
そして担任の先生からも、
「こんな時はどうしたらよいのでしょうか。」
とご相談を受ける事もよくあります。
私は、さりげな~く誘ったり、
ちょっと強引に誘ったりしながら、
その子と私、その子とこの場のムード、その子と音楽
などの 距離感 を測ります。
まったく参加する気がなく、興味もナイのか、
それとも、興味はあるけど、私が怖いのか(笑)
参加したいんだけど、場のムードに圧倒されているのか。
いろんなケースが有ります。
ちょっと強引に引っ張ってきて参加させると、
「参加のタイミング」をつかんで、参加できるようになる時もあります。
すっと背中を押して参加を促すと、
少しずつ、少しずつ参加できるようになる時もあります。
そして、ダメなときもあります。
1年間、ずっと後ろの方にいて、
遠巻きにレッスンを見ているような子もいます。
年少クラスで、一年間、
ずっと後ろの方にいて、先生に抱っこされている子がいました。
年中クラスになってからは、
少しずつ様子を見ながら参加できるようになっていた子が、
急に「きょうこせんせのところで、ピアノを習いたい。」
と言ってきた時には、ビックリしたけど嬉しかったです。
その子とも、10年近いお付き合いになりました。
最近になって、
「ねぇ、あの時どうして一緒にやらなかったの?」と聞くと、
はずかしそうに
「いや・・・見てた・・・」
と言うんですよ。
そう!確かにあなたは見てた!
先生に抱っこされながら見てた。
だから私は見守ったのです。
そして、その時の担任の先生が偉かった!
音楽を聴きながら、リズムを感じて
お膝に抱っこしたまま揺れてみたり、
小声で歌ったり、
遠くからでも、見て参加していたのです。
思うに、このような活動というのは、
参加(表現)して楽しむタイプ
見て楽しむタイプ
の2つのタイプが有ると思います。
どちらがどうということではなく、
どっちもありです。
だから、一見参加出来ていないような子でも、
おうちに帰ってからこういうのです。
「あー、今日も面白かった。」
ね。見ていたから、面白かったのです。
それでいいんだと思いますよ。
ディズニーランドのパレードもそう。
パレードを見ながら、
「ミッキーーーー!!」
と手を振って、おおいに盛り上がれる私のようなタイプは、
おもいっきり参加型。
パレードと一体化して、自分もパレードに参加しているかのような
錯覚に陥ることができる興奮体質です(笑)
一方、冷静にビデオを回している方もいますね。
私なんて、静かにビデオを撮るなんて難しいこと、
とても無理。
きゃーきゃー声は入ってるし、
ぶんぶんカメラは動くし。
なんてったって、「手ぶれ補正を超えた女」と呼ばれてますからね・・・
自分で見ても、酔いそうになるくらいなんです。
あぁ・・・冷静に撮影できる人が羨ましい・・・
そしてきっと、お家に帰ってから
素晴らしいビデオを見ながらこういうのでしょうね。
「パレードって楽しいね!」
見て楽しむタイプです。
ね、どっちもありでしょ。
表現して楽しむ、見て楽しむ。
どっちもありです。
第一、表現者ばっかりだったら、
お客さんがいなくなっちゃう。
この時、
表現者=感じられる人
見る人=感じられない人
ではありません。
パレードを見て、
華やいだムードに酔いしれることができたり、
キャラクターに夢を見ることができたり、
ダンサーの努力を想像できたり、
膨大な人数のスタッフの心配りを感じられたり、
そんなことができるから、感動するんじゃないでしょうか?
「感動のストーリー」を読んでも、
そのストーリーの意味を理解し、共感し、
情景を思い浮かべたり、
もしも私だったらどうしただろうかと想像したり、
そんなことができるから、心に響くのだと思うのです。
それって、感受性とか、おもいやりとか、想像力とか
そんなものだと思うんですね。
だから、例えば今、活動に参加できないように見えていても、
その部分が育っているのであればいいと思います。
子どもの教育に関しては、
すぐにはできないこと、
今日はまだできないこと、というのがたくさんあると思います。
それでいいんだと思います。
できないからやってるんです。
いつかできるようになるためにやっているんです。
その子の「今」の状態をよく見ながら、
その子の「未来」に導いていくことが、
私達大人の役割なんだと思います。
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