指導者はあきらめてはいけません。心が伝わるその日まで。

2012 7月 16 レッスンの風景, 指・手・体 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by ♪ふるもりポポピアノ♪



音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。






私は、レッスンの中で、
「先生の手首の動き方を見て!」
「先生の、背中は今どうなってる?よく見て!」
などと言って、
私が演奏する姿を見せます。

 

 

偉そうな言葉で言えば、
「模範演奏」ってやつです。

 

 

その際、
「先生の手首を触ってごらん」
「先生の肩に手をのせてごらん」
などと言って、私の体に触れてもらうこともよくあります。

 

 

実際に、私の体がどのように動いているのか、
どこに力が入っていて、
どこは、力が抜けているのか、
筋肉の状態を感じて、納得してもらいたいからです。

 

1

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、自分で演奏してもらいます。
その時、自分の体に触れてもらいます。

 

「ね、さっき触った先生のカラダと、
同じようになってた?」

 

 

ここで、自分でよく感じて考えてもらいます。

 

 

私が、言葉で
「手首を柔らかく使ってね」というのは簡単ですが、
それを、言葉だけで理解してもらうのは、
とても難しいことです。

 

 

日常生活の中で、
手首を柔らかくしたり、固くしたりすることを
意識することは、あまりないからです。

 

 

なので、実際に、私の体に触ってもらうことが、
一番わかりやすいし、
「あ~、そういうことか」と、
わかってもらえる近道なのです。

 

 

私が、生徒さんの体に触れることもあります。
手首を掴んで、
高さなどのポジションの指導をしたり、
手首の重心の動かし方を体験させたり。

 

 

ただね、
この時に、体が、かたくなに私を拒否する人がいます。
私の動きに身を任せてくれない。
カチンコチンさん。

 

 

・・・・こまるんだなぁ・・これが。

 
体が拒否している以上、
この状態を、打ち砕くことができないの。

 

 

困るんだけど、
放置するわけにはいかないので、
それでも、何度も何度も指導します。
ちょっと、心が折れながらも・・・・

 

 

体が拒否するっていうことは、
心も、私を拒否しているってことでしょうか・・・
少なくとも、100%信頼してもらえている状態ではありません。

 

 

どうしたら・・・・

 

 

でもね、
ある日、訪れるんだなぁ・・・
その瞬間が。

 

 

ふっ、っと私に体を委ねられるようになる瞬間が。

 

 

直接その手応えを感じたとき、
私は、心が震えるほど嬉しいっ!!

 

 

私に、委ねてくれるようになると、
グイグイと、私の要求を吸収してくれるようになる。

 
すると、今まで言い続けていたことが、
ホントに、ものの見事に花開いていく・・・

 

 

こんな瞬間が、たまらなく好きです。

 

ああ。言い続けてきてよかったなって思える瞬間です。

 

 

 

だから、だから、
私たち指導者は、諦めてはいけない。
言い続けなければいけない。
いつか、伝わるはずだから。
その日まで。

 

 

技術が伝わるというよりも、
もっと手前の問題だと思います。

 

 

心が伝わるまで・・・・・・

 

 

 

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