あらあら・・今日は親子で修羅場の日?ちょっと、なんでお母さんのせいにするの??

2015 9月 03 レッスンの風景 , , 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by ♪ふるもりポポピアノ♪



音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。






「さぁ、次のお友達どうぞ。」

っとドアを開けると、そこには・・・・・・

表情をこわばらせたママと、さめざめと涙を流している男の子の姿がありました。

 

 

うわ。こ、これは・・・・

明らかに普通じゃないムード。

なにがあったのでしょう・・・・??????

 

 

っていうか、あれだな。きっと。

 

 

実はこの親子は、

半年ほど前から、ずーーっともめていたのです。

 

お家で全然練習しないんだもん。

そんなんだったら、もうピアノはやめなさい!!

 

 

ママは、何度も私にも訴えられたし、

そのたびに、私も対応してきていたのです。

 

 

あぁ・・・・きっと、またそのパターンだな。

また、今週もしなかったんだ、練習・・・・( ´ー`)・・・・・・

 

 

お教室に入るなり、親子はスーパー険悪ムード。

子どもは、レッスンを始めることを拒否。

始まりのご挨拶さえしようとしません。

 

 

どうも・・・・テキストを開きたくないようなんです。

そして、ママが私に何らかのお話をすることを遮ろうとしているんです。

 

 

「おかあさん、いわないで。

おかあさん、あのことは言わないで。」

 

 

おかあさん、おかあさんと、連呼する姿は可愛らしくもあるのですが、

今日は、ただならぬ様子。

これは、あれですね、

 

今日は、修羅場~~~

 

いや、そんなこともありますよね。

いいですよ。

今日はじっくり、お話を聞きましょう。

 

 

私 「どーしたの?お話を聞かせて」

 

ママ 「あのですね・・・・」

 

生徒 「言わないで、お母さんは言わないで!」

 

 

??????

 

 

私 「いや、お話きかないと、わかんないじゃん。

じゃ、あなたから聞かせて。」

 

生徒 「いいたくない」

 

私 「じゃ、わかんないじゃん。ママに聴くよ。」

 

生徒 「だめ。お母さんは言わないで。」

 

 

 

おいおい・・・・

 

 

生徒 「だいたい、お母さんが悪いんだよ。お母さんのせいだよ。」

 

私 「え?なに?なにがお母さんのせいなの?」

 

生徒 「お母さんが悪いの、全部。お母さんのせい。お母さんが悪い。」

 

 

私 「いや、だからさ。なにが悪いのか、お話し聞かないとわかんないじゃん。

どうして、こうなったのか、聞かせて?」

 

生徒 「やだ。話したくない。」

 

私 「いいけど。じゃ、ママと先生がお話するよ。」

 

生徒 「だめー。お母さんが悪いから、お話したらだめ。」

 

 

意味不明だし・・・・ 涙

 

 

生徒 「お母さんが悪い。全部悪い。お母さんが嫌なこと言う。」

 

私 「嫌なこと??」

 

生徒 「うん、お母さんが嫌なこと言う。」

 

私 「なんて?」

 

生徒 「お母さんが『ピアノ弾けないね』っていう。だから僕ができなくなった。お母さんのせいだ。」

 

 

っとすかさず 母 登場!!!

 

ママ 「それはSがさ、練習しないから、そんなんだったら弾けないねって言ったんじゃん。

練習してないんだもん、弾けなくてあたりまえじゃん。」

 

生徒 「お母さんのせいだ。お母さんが弾けないって言うから、できなくなった。」

 

 

 

ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとまったーーーーーーーー!!

 

 

 

 

私 「ね、お母さんが、弾けないって言ったの?」

 

生徒 「うん。だから、お母さんが悪い。お母さんが全部悪い。」

 

私 「そうかなぁ・・・。お母さんが悪いかなぁ。

お母さんはどうして「弾けない」って言ったんだろうね?」

 

生徒 「お母さんは、急に割り込んできて言う。嫌な言い方をした。

だから、お母さんが悪い。」

 

 

う・・・・・・・・

 

 

私 「でさ、S君は練習はしたのかな?」

 

生徒 「今週は1回だけ・・・・」

 

私 「あのさ。そりゃー、お母さんも嫌な言い方をしたと思うよ。

だって、お母さん、怒ってるんだもん。

どうして怒ったのかなぁ?」

 

生徒 「お母さんが悪い。全部悪い。」

 

 

あのさぁ・・・・・・・・・

この3人の会話の中で、お母さん、お母さん、お母さんって、

「お母さん」って言葉がもう100回ぐらい出てきてるんですけどね・・・・・・・

 

 

 

ここで、私は紙を取り出して図を書きながら・・・・・

私 「あのさぁ・・・・・

2015-09-03_121828

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういうことなんだと思うんだけど、どお?」

 

 

 

生徒 「うん。そう思う。」

 

私  「だよね。で、今は・・・・・

2015-09-03_122151

 

 

 

 

 

ってなってるからさ、それを、

 

 

 

2015-09-03_122342

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にすればいいと思うんだけど、どお?」

 

生徒 「うん。だけど、お母さんが悪いから、できなくなる。」

 

 

 

ちょっとぉ。また、「お母さん」ですか??

もう、何度お母さんって言うのやら‥‥‥‥

 

 

 

私 「いやいや、ちがうよね。お母さんのせいじゃない。

だって、練習しないのも、練習するのも、お母さんじゃないよ。

Sくんでしょ。

だからさ、

 

2015-09-03_124413

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃないのかなぁ。」

 

生徒 「そうだけど、お母さんのせいで、できなくなる。お母さんが悪い。」

 

 

あーーーーーーのーーーーーーーねーーーーーーーーーーーーーー

 

 

この辺りで、キレましたね。わたしゃー。

 

 

私 「先生ね、今日ね S君が練習してないことよりも

もっと怒ってることがあるんだけど、それなにかわかる?」

 

生徒 「うーん・・・わかんない。」

 

 

私 「あのね、なんでもかんでもお母さんのせいにして、

もう、100回ぐらいお母さん、お母さんって言ってるけど、

お母さんわるくないよ。

 

S君のおはなしでしょ。

S君が、練習しない。

S君が、練習する。

S君が上手になる。全部、S君のお話だよ。お母さんじゃない。

それを、お母さん、お母さんって全部お母さんのせいにして。

お母さんは、S君のことが大好きで、上手になってもらいたいと思ってるのに、

S君にそんな風に全部悪いとか、お母さんのせいとか言われて、

かわいそうだよ。

先生はS君が悪いと思うよ。

お母さんに、「お母さんのせいにして ごめんね」って、あやまって!」

 

 

 

生徒  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

私  「お母さんに、ごめんなさいして。

Sくんがわるいよ。お母さんのせいじゃない。」

 

生徒 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

私  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

私 「お母さんはね、Sくんのことが大好きで、とても大事に思ってるんだよ。

お仕事もして、ご飯も作ってくれて、お掃除もして、

S君のお世話もして、忙しいけど、

Sくんのことが大好きだからがんばってくれてるんだよ。

それなのに、『お母さんが悪い、お母さんが悪い』って、

犯人みたいに言われて、お母さん悲しいよ。

今日の夜、S君が寝てから、泣くよ。」

 

 

生徒 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

生徒「・・・・・・・・・・・・・・おかあさんのせいにして、ごめんなさい。」

 

 

言えた ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

ママ 「じゃ、がんばろう。ちゃんと練習しよう。」

 

生徒 「うん。」

 

 

Ω\ζ°)チーン  修羅場終了♪

 

 

 

今回、私が一番気になったのは、

「練習していない」ということよりも、

「なんでもお母さんのせいにしている」ということでした。

 

ここは、許せませんでした。

 

 

たくさんの生徒たちと、保護者の方々、

保育士、幼稚園教諭、小学校や中学校の教員、

そして同業者、

それに、ビジネス塾でご一緒した大企業の社長や起業家、

今から脱サラしたいと思っている起業家志望の人たち・・・・・・

 

いろんな人との出会いの中で、

私が学んだ事の筆頭に、

 

人のせいにするような人は

成功もしないし、幸せにもなれない

 

ということがあります。

これは、本当にそうだと思う。

 

 

大体、自分がやるべきことをやっていない人ほど、

人のせいにします。

自分がやっていないのに、人に感謝することもなく文句ばかりで、

人のせいにします。

 

 

そんなだから、成長もしないし、結果も出せないし、

だれも応援してくれなくなります。

当然、成功なんて、するわけない。

 

 

だから、ずっと現状維持のままで、

自分も幸せを感じることができない・・・・・・

 

 

ってヒトを、本当にたくさん見てきました。

つべこべ言わずに、さっさと自分のやるべきことをすればいいのに・・・・

っていうか、やるしかないでしょ。

自分のためにも。

 

 

これは、大人でも子どもでも関係ない。

物事の考え方のクセのようなものだから、

私の生徒さんには、そんな風にはなってもらいたくないと思っています。

 

 

そもそも、自分が練習をしないことを、

ママのせいにするだなんて、言語道断。

なんちゅーことよっ!!!

 

 

私のお教室では、そんなことを許すつもりはないからねーーーーー!!(笑)

 

 

ダメなことはダメ。

間違いは間違い。

 

 

 

 

 

 

 

子育てをしていると、いろんなことがあります。

私も、自分が子育て真っ最中の時期は、

本当にいろんなことがありました。

 

 

我が子は、私の尺度では、あまり「正しい子」ではなかったので(笑)

ずいぶん私も傷ついたし、へこんだし、

恥ずかしいとも思ったし、腹もたちました。

 

 

今、自分の生徒さんたちは、

もっと俯瞰して見ることができるので、

本人にも、ママにも、

幅のある対応ができている・・・・・・ハズです。

 

 

 

さあ、この修羅場のおかげで、ピアノは1回しか弾けなかったけど、

まぁ、今日はいいとしよう。

 

 

帰り際に、ママが

「お世話になりました。スッキリしました。」

っと言いました。

 

 

ははははは~~。そうでしょうね。

本人もスッキリしたと思いますよ。

 

 

さぁ、来週が楽しみですけどね。

一緒にがんばっていきましょう!!

 

 

 

 

 

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