音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
ピアノを弾いているときに、生徒たちに
「きれいにひいてね」ってよく言います。
それは、きれいに弾いてもらいたいからです。
そう、私は、乱暴なピアノはとても嫌い。
時々、打楽器みたいにピアノを弾くのを見かけるけど、
それは、とても悲しいよ・・・・
ピアノはもっと繊細に。大事に。きれいに弾いてもらいたい。
そう思っているので、そんな私の気持ちを伝えたいので、こう言っています。
「きれいに弾いてね」
ところが、これがどうも伝わらないことがあって、
生徒ちゃんにききました。
私 「ねぇ、きれいなものってなにかなぁ?」
生徒 「うーん・・・ほうせき?」
私 「うん、そうだね。ほうせきはきれいだよね。」
生徒 「うん」
私 「今日、宝石を見たかな?」
生徒 「ううん・・・みていない」
私 「そっか。じゃぁさ、宝石じゃなくてほかに、何かきれいなもの見た?」
生徒 「ううん。見てない。」
えっ? きれいなものを見ていない??
ちょっと、ちょっと、そんなはずはないんだけど。
私 「えっとね。◯ちゃんのちかくに、なにかきれいなものはないかなぁ。」
生徒 「??」
私 「一緒に見つけようよ。」
生徒 「ないよ。なーんにもない。きれいなものない。」
ががーん。そこか・・・・・・
きれいなものが・・・・ない・・・・っと思っているんだ・・・・・
う~~~~~~~~ん・・・・・・・・・・・・
どうしようかなぁ・・
はっ!!きら~ん ( ̄ー ̄)ニヤリ
そこで、私は、おもむろにコレを取り出しました。
私 「ね、これみてごらん。」
生徒 「なにこれ?・・・・・・ぅわぁぁぁぁぁぁ。きれいぃぃぃ!」
私 「きれいでしょ。万華鏡っていうんだよ。先生、これ、すごく好き。」
生徒 「うん、私も好き。」
私 「でしょ、でしょ~。きれいだよね。」
生徒 「うん、すごくきれい。」
私 「ピアノもね、こんな風にきれいに弾いてもらいたいのよ。」
生徒 「うん。わかった!」
その後弾いたピアノは、とてもとてもきれいなピアノでした。
この子は、「きれいなもの」を知らなかったわけでもないし、
見たことがないわけでもなかった。
世の中にきれいなものがあるってことを、
意識して見ることができていなかっただけです。
ただ、そんな経験がなかっただけで、
指導者がその経験を1個作ってあげただけで、
演奏がこんなにも変化しました。
ちょっとの経験なんです。
万華鏡を覗いたその数十秒が、この子のピアノを変えました。
ピアノ教室で万華鏡を使うなんてね、ヘンテコかもしれませんが、
タイミングと、そのときに使う言葉とで、
どれだけでも効果を引き出すことができると思います。
こうやって、心に栄養を与え、
音楽を通して、心がぐんぐん豊かになりますように。
音楽と、ポポっと一生のお友達になり、
音楽を通して素晴らしい人生を楽しむことができますように!
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