音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
ポップスを弾いていると、
クラシックの教本では出会わないようなフレーズやリズムが出てきます。
リズムに関しては、
音価(音符の長さ)の勉強のためにいいチャンスだし、
リズムを分解したり、カウントの仕方を学んだりするのにもいいチャンスです。
しかし、それだけではうまくいかない。
リズムは合ってるのに、
なーんか違う、なーんかカッコ悪い演奏になってしまうことは、
往々にしてあります。
私は音大時代、オーケストラでヴァイオリンを弾いていました。
トランペットやクラリネットをはじめ、
管楽器を伴奏する機会にも恵まれました。
たくさんの「ピアノ以外の楽器」との出会いと経験は、
とても大きな学びとなり、
音楽の色彩や幅を体験するのには素敵すぎる環境でした。
一番ショックを受けた楽器は、
友人のバンドの手伝いに行った時に出会った
「ドラム」でした。
バンドではボーカルやリードギターに目が行きがちですが、
いやいや、ドラムの存在は大きい。大きすぎる。
一緒にやってみてよく分かったのですが、
クラシック音楽との一番の違いは、
このドラムだと感じました。
なんだか演奏がもたついて、垢抜けず、
かっこ悪いものになる原因は、
自分の体の中のビートがドラムのそれと
寄り添えていないことなんだと、すぐに気が付きました。
ああ、もう、それは、別世界。
ビート感、グルーブ感、
そして、クラシックではありえない場所につくアクセント。
完全に自分の中の音楽を切り替えないと、
バンドの中で演奏することは不可能でした。
バンドマンたちからは、
「お前の演奏は、うまいけどかっこ悪い」
という汚名をもらったのも、泣けました。
大事。リズム大事。ビート感大事。
でもそれは、私がこんな経験をしたからわかったことで、
あの時バンドに誘ってもらっていなければ、
ずっとわからないままだったかもしれません。
恐ろしい・・・・(笑)
なので、ポップス系の音楽を演奏する時、
私は、いっしょにリズムの話もするようにしています。
せっかく弾くのだから、かっこよくやりたい。
もちろん、難しいリズムの分析の仕方や、
練習の方法も教えます。
でもね、理屈だけじゃだめってことは、
自分で体験済みですからね。
自分で感じてもらいます。
お教室で使うのは、iPad。
まずは、ドラムセットを見てもらいます。
ね、みたことある?
そうそう、みんな一度は見たことあるはず。
なんとなくでもね。
まずはドラムセットの名前を教えます。
そして、8ビートの基本の叩き方も。
本物のドラムもいっしょなんだよ。
続けてやってみよー!
ちょっとだけ練習したら、録音してみます。
何度でも間違ってよいのですぅ。
何回でもやり直すのは簡単なのですぅ。
っと言いながら、録音ボタンを押します。
4小節録音したらストップ。
できたものを聴いてみましょう。
いいか、やりなおすか、どっちかだよ。
自分のお耳で判断だよ。
自分で聴いて、自分で判断するって大事です。
音楽ではとてもとても大事です。
ピアノを弾いているときには
うっかり忘れそうになる子も、
ここは、とても真剣に聴いてくれます。
満足が行く4小節ができたら、ループさせます。
一個一個の動作は、なるべく生徒ちゃんにしてもらいます。
お家に帰ってから、自分のiPadで同じことができるように。
ピアノを弾いてみよー!!
自分で作ったリズムに耳を傾けないはずはない。
自分で作ったリズムにノレないはずがない。
音楽が動かないはずがない。
あぁ・・本当に、本当に、音楽が動く。
キラリと輝き、弾いている本人もそれを感じていく。
これだよ。私がやりたい音楽教育は。
今、手元にあるツールを最大限に使って、
最大限のことを伝えていきたい。
音楽を感じること、
音楽を伝えることは、
いろんな方法があって、
そして、もっといっぱい楽しくて、
そうやって、脳を鍛え心を育てていけるのだと思うのです。
自分で考えて、自分でやってみて、
そうやって知識や感覚を自分のものにしていく。
うちのお教室のアクティブ・ラーニングは、
こんな感じです。
こんなことをやったあとで、テレビでドラムを見たら、
きっと今までとは違う目でドラムを見ることでしょう。
そして、ママにも一言
「ねぇ、ママ知ってる?ドラムってさぁ・・・」
って、ウンチクを語ることでしょう!! \(^o^)/
私は音楽と出会えて、人生が豊かになりました。
それは、間違いない。
だからこそ、生徒ちゃんたちにも、それを伝えていきたいです。
音楽と、ポポっと一生のお友達になり、
音楽を通して素晴らしい人生を楽しむことができますように!
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