音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
私がレッスンをするときに特に気をつけていることがあります。
しゃべりすぎないこと。
あぁ、もう、ほんと、気をつけています。
時々レッスンを動画に撮ってみたりするのですが、
ほんっと、私はしゃべりすぎる。(苦笑)
生徒ちゃんには、あれも教えたい、
これも伝えたい、
あれも言っとかなきゃ、
これも教えとかなきゃ、
ついでにこれも言っとくか、
うんじゃ、これもどうだ・・・・・・・
っと、とにかく盛り沢山になるんです。
ほんとうに伝えたいことは山ほどある。
私が知っていることを、全部全部伝えたい。
私の知識を全部吸い取ってもらいたい(笑)
そんな気持ちが、私を饒舌にさせます。
その上、私のモットーでもある
「わかりやすく」伝えよう
だなんて、思った日にゃ~
話したいことが、溢れんばかりになるんです。
いやいやいや。ちょっと待て。私。
ここで、言葉を多くしてどうする。
私が伝えたいのは、なんだろうと考えると?
それは、言葉ではないはず。
そして、
あまりにも手とり足取り、ご丁寧な指導をしすぎちゃうと、
「言われたことはできるんだけど、
自分で考えることができない」子になっちゃうって失敗も、
もう、くぐり抜けてきたはず。
だから、私は、
しゃべりすぎないようにしているんです。
例えば リトミックの現場で。
ピアノを弾きながら、
「音楽を聴きながら、あわせて歩いてね~」
っという活動をすることがあります。
途中でふとピアノを弾くのを止めて、
子どもたちにも「STOP」することを促す
とても基本的な活動です。
このときに、私は、
「ほらほら、ピアノが止まったよ~。
みんなも止まってね~~。」
っとは言いません。
一緒に歩いている姿を見せて、
私がオオゲサにSTOPする姿を見せたりもしません。
(一人でやっているので、無理だしな~)
ただ、ピアノが急に止まって
「へ?」って表情をする子どもたちと目を合わせて、
私の表情は、多少STOPさせます(笑)
数回、それを繰り返すうちに、
自然と、子どもたちがピアノのSTOPに合わせて、
自分たちの体もSTOPさせます。
その時です!!!
「そーだよねー」 とか、
「うん、できた!」とか、
なにか 子どもたちにわかりやすい言葉をかけます。
すると、子どもたちは、
「ああ、これでいいんだ。」
って、体で感じてくれます。
これだよ。
この瞬間が大事です。
音楽に合わせるということは、
どんなことなのかを、自分自身で体験するのです。
決して「今、できる」ことが目的ではないのです。
音楽に合わせて歩くこと。
音楽が止まったら、自分も止まること。
・・・・これを言葉で伝えるのは簡単だけど、
そうじゃなくて、自分で感じてもらいたいのです。
音楽が止まっても、自分があるき続ける感覚。
音楽が止まったら、自分も止まる感覚。
どっちが自然な感じがするのか、
どっちが自分の体にしっくり来るのか、
どんな違いがあるのか、
どっちが自分は「やりたい」と感じるのか・・・・・・
それを感じることが、リトミックだと思います。
だから、言葉は余計なんだよね。
「ほらほら、ピアノが止まったよ~」
って言わなくていい。
だって、音楽がそう語っているから。
ピアノの音がしなくなった「静けさ」を、
子どもたちが直接感じ取ればいい。
音に耳をかたむける
それができるようになったら、
例えば、ピアノを弾くテンポを変えても、
ちゃんとそれに合わせるようになります。
自然に。
リトミックは、自然に体のなかにあるものです。
指導者はそれを、引き出すお手伝いをするだけです。
今日できなくてもいい。
いつかできるようになるためにやるのが教育だと思うんです。
そして、しっかりと自分で考えることができる子に
感じることができる子に、
なってもらいたい。
心を豊かに育てていってもらいたい。そう思います。
気付く。
この絵本はリトミックに大活躍の絵本です。
楽しみながら、豊かに育っていってもらいたいです。
音楽と、ポポっと一生のお友達になり、
音楽を通して素晴らしい人生を楽しむことができますように!
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