「受験勉強のほうが優先です」な男の子との出来事。

2018 4月 03 レッスンの風景 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by プリンセス・ポポちゃん



音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。






お教室には、いろんな生徒さんがいます。

もちろん、「音楽第一!!」ではない生徒さんもいます。

他のお稽古ごとや、お勉強のほうを優先されている生徒さんもいます。

当然です。私は、それでもいいと思っています。

それでも音楽に関わりたくて、

ちょっとでも音楽を楽しみたくて、

やっぱり音楽がなんとなく好きで、

ここにきてくれているのならば、それはそれでいいと思っています。

 

 

 

一人の男の子がいます。

1年ぐらい前から受験勉強をしていて、

とてもハードにがんばっています。

夏休みなど、学校が長期でお休みのときには、

塾に朝から晩までカンヅメで勉強しているそうです。すごいな。

 

 

 

ママからも最初にしっかりとお話を頂いていて、

● あまり練習する時間がないこと

● でもピアノを続けさせたいこと

● 音楽に触れる時間を作りたいこと

● お教室に行ってリフレッシュする時間をもちたいこと

などという ママと本人のお気持ちを教えて頂いています。

 

 

 

正直なところ、練習する時間はない・・・よね・・・。

うん、ないと思う。無理だ。

これ以上何かをするのは、無理だ。

それは、私でもわかる。

 

 

 

しかし、それでも続けたいというママと本人のお気持ちは、

とても嬉しく、ありがたく、

そして、私にとって「こりゃ~責任重大だなっ」って

身が引き締まる思いでもあります。

 

 

 

と、とにかく、

K君の受験を応援したい。

と同時に、私ができることは、

音楽を使ってK君の心を豊かにしたり、

一緒に楽しんだり、そんなことかなって思って、

いろいろ手を変え、品を変え、楽しんでいました。

 

 

 

そんなある日。

お教室に入るなり、なにやら異常なハイテンション。

ん?どうした????

ま、ま、ま、ま、いいでしょ。様子をみましょう。

 

 

 

しかーしっ、

高笑いしながら、折り紙ヒコーキを飛ばしたり、

 

テキストをバンバン乱暴に扱ったり、

弟がレッスン中なのに大声を出したり、

挙句の果てには、

「やい、ハゲチャビン、ハゲチャビン!!!
 こーしてやるっ!」

と、お人形を虐待したり・・・・・・

 

 

 

どうした、どうした?

今日は、あれてるなぁ・・・・

勉強が大変なのかなぁ。きっとそうだよね。

う~ん・・・・・・

っと思いながら、

「ちょっとぉKくん、やめてよねぇ。」

「きゃ~~虐待よぉ、それじゃあ~~」

などと、そ~っと注意をしていました。

  どうか、気づいてくれぇ!!!!

 

 

 

あんだけ勉強すればたいへんなのは、わかる。

ママがいないこの空間で、

羽根を伸ばしたいというのも、わかる。

それが、私の役割だということも、わかる。

しかし、弟くんのレッスンが、ままならないのは困る。

 

 

 

再三、注意をしました。

頭が良い子です。気が付かないはずはない。

でも・・・終息せぬまま、弟とレッスンを変わりました。

弟くんは、慣れているのか、素知らぬ顔。

ほんと、ごめんね。

 

 

 

さあ、心機一転。

気持ちを変えて、レッスンをしましょう。

 

・・・・ 

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しかし、

K君の行動はエスカレートするばかり。

どうやら、おしゃべりやいたずらで私の気を引き、

時間を稼ごうとしているようです。

練習ができていないことを、気にしているのでしょう。

 

 

 

ねえ、K君が練習できてないこと、先生は知ってるよ。いいんだよ。それで。
ここで一緒に楽しいことをしようよ。やりたいことある?

K君
なんだこのハゲチャビンはっ。バンバンバン

 

 

聞く耳・・・・・・・持たずですかぁ・・・・涙

ま、ま、いいでしょう、じゃあ、どうしようかなぁ。

 

今さ、みんなに「間違い探し」をやってもらってるじゃん。あれの景品でさ、焼き肉が当たったら、みんなで焼き肉パーティーをしようと思ってるんだけどさ。。。。

っと、焼き肉話で気を引こうとした私・・・・・(苦笑)

K君
ぼく、いらな~い。そんな焼き肉よりも、もっといい肉のお店知ってるもん。そこのほうがいい。

 

Ω\ζ°)チーン

これは、私の負け(笑)

 

あ、そうだ。今日はプレゼントがあるんだよ。チョコレート。

帰りに1個ずつあげるね。


K君
え?どれ?どんなチョコレート?

これよ。
K君
なんだチロルじゃん。ぼくいらなーい。

もっと高級な美味しいチョコレートがお家にあるもん。

 

Ω\ζ°)チーン

これも、私の負け(笑)

なかなか手ごわい・・・・

 

 

 

えーっと・・・・じゃあさ、これちょっとみてみようよ。K君が好きそうな曲でさ・・・・

っと楽譜を広げながら、ふとペンを手に取ると、

K君
あ、そのペン貸して
いやいや、これは先生専用のペンだから、みんなには貸せないってお約束のペンでしょ。
K君
いいじゃん。貸すぐらい
うんにゃ、うんにゃ、お約束は守ろうよ。
K君
知らないよ。約束なんて。

 

っと言って、すばやく、ホントすばやく、

私からそのペンを奪い取ったのです。

あぁ・・・・・・・もうさすがにだめだ。今日は。

なので、私はあえて、こう言いました。

じゃあ、もう今日は終わりだね。

レッスンはできないよ。帰りなさい

 

 

 

あぁ・・・・・・・その時のK君の顔ったら!!!!

 

 

こんな顔をしていました。

わからないはずは ないんです。

自分が今日、どんなことをしてきたか。

 

 

 

本当は、こんな事言いたくないし、

別に怒りに燃え上がっているわけでもなく、

むしろ、「あ~あ~。」って思いながら言っているので、

K君の今までみたことのないような、

焦りと困惑と怯えの混ざった表情が、

可愛くって、可愛くって、可愛くって、

つい、笑ってしまいそうになるけど、

いやいや、教育上、ここで笑ってはならぬっ。

気合だ、私。(くすっ)

 

あのさぁ。先生はね、K君の事が大好きだよ。知ってると思うけど。
今、こうやって、K君の事を叱りながら、それでもK君の事が好きだよ。
K君が勉強をがんばってることも知ってる。
すごいなとも思ってる。
だから、応援しようとも思ってるよ。
知ってるよね。
K君
・・・・うん・・
でさ、わかってると思うけど、
練習してきていないことを、怒ってるわけじゃないんだよ。
それは、ママともちゃんとお話して、
今は練習できなくても仕方ないから、それならそれで、
なにか楽しいことをしていこうねって、ママと決めたんだよ。
ママも、K君のことが大好きで、応援してくれてるから、
そういうことになったし、ピアノのレッスンのお金も出してくれてるんだよ。
K君
・・・・うん・・
それなのに、今日、K君がここでしたことって、ひどすぎるって先生は思うんだけど、どお?
先生やママに対しても、失礼じゃない??
K君
・・・・うん・・
私やママの気持ちは、K君にはちゃんと伝わっていると思ったんだけどなあ・・・・
K君
・・・・うん・・
先生も、オフザケは好きよ。ここに来て変なことをしたり、ハメを外したりするのは、全然構わない。
でも、ルールを守れないのは困ります。

 

弟の前で、いい格好をしたいけど、 
なかなか弾けなくて、 
照れ隠しというか、体裁を取り繕いたかったのかもしれません。。。 
しかし、ダメなことはダメ。 
今日は、バシッと言っとかなきゃいけないと思って、 
心を鬼ババにして強く叱りました。(笑) 

 

 

 

その間、弟は、魔の悪いムードをどうにかしようと、 
一生懸命に1人で、アタフタ取り繕っておりました!
かわいい。。。 

 

 

 

さぁ。。。。もう、いいかな。

ちゃんと心に響いた顔をしてるし。

そこで・・・・・

 

じゃあさ、やることがあるよね。
ちゃんとごめんなさいって言って。
K君
・・・・・・

 

 

あぁ・・・・・・そうか。。。

プライドの高い子です。

どんなに自分に否があると思っていても、

弟もみている中、私に謝ることはハードルが高すぎるかも。

でも、ここは謝罪が必要。

 

 

 

なので、ちょっと、一工夫。

 

あのさぁ。ここまでやっちゃっておきながら、謝らないとか、ありえないよね。
いろいろ、やっちゃったじゃん。
紙飛行機飛ばしとか、
大騒ぎとか、
ハゲチャビン虐待とか。
それに対してのごめんなさいは、いるよね。

 

っと、ここで弟登場。

あのぉ・・・・怒られてるのに、ハゲチャビンとか、おかしいと思うんだけど・・・・(笑)

 

ナイスすぎるわぁ!!!!!!

そうだよね、そこよ。ツッコむべきところはっ!

 

うんにゃ、でも、K君は謝らないといけないからさ。紙飛行機とか、ペンとか、ハゲチャビン虐待とか、いろいろやったじゃん・・・・(ちょっと笑)
先生がハゲチャビンって言うとか、おかしいと思うんだけど・・・・(笑)

 

 

ふふふ・・・・・弟くん、場を和ますのに必死です。

お兄ちゃんを守りたいのね。

すごいな。兄弟愛。

 

 

そこで、やっと兄登場

K君
ハゲチャビンを虐待してごめんなさい
あ、ごめんなさい言えた。
そーだよね。ハゲチャビン虐待したよね。(笑)
もーやめてよねぇ。
はい、説教終わり。

 

っと、ここで3人で大爆笑。

ハゲチャビンって(笑)(笑)(笑)

 

 

 

2人の息子を育てて学んだことは、

追い詰めないこと。

これはとても大事で、

どこかに逃げ道を用意してあげておかないと、

あまりにもギューギューに追い詰めてしまうと、

怖いことになってしまう。

 

 

 

今回は、その逃げ道はハゲチャビンでした。

 

 

さて、レッスンは終わりました。

ちゃっかりチロルチョコも手にして帰りました。あはは。

 

 

 

一応、ママに夜、ご連絡を差し上げました。

実は、今日こんなことがありましたと、

事の顛末をお話しました。

そして、

 

レッスン中に起こった出来事ですので、
私の責任において対処しましたので、  
ご家庭でこれ以上K君を叱るのは不要です。 
ここでまた、二重に叱られるなんて、  ホラーすぎるっ! 

なので、  「お家でも厳しく指導しておいてください!プンプン😡」  って、
告げ口じゃないですよー😊 

ただ、「今日、こんなことがあったよ」って
K君がママに話した時に、 
ママが  「なんのこと???」ってなるかなーっと思って、
ちょっとご報告です。 

 

いやいや、そもそも、  K君がママに話すかなあ????  😬😬 

とにかく、  私は根に持たないタイプですので(笑) 
来週はまた、何もなかったかのように来てくださーい!❣️ 

 

 

 

ともお話しました。

 

 

すごいのはここからで、

私からの連絡を受け取ったママから、

そんな事があったのですね…ごめんなさい🙇‍♀️🙇‍♀️ 
レッスンが終わっていつものように「どうだった〜?」と聞いたのですが、
Kは無言、弟は少し気を使い?つつ、
まぁまぁかなぁ!なんて、答えてまして…💦 
いつもと少し違うなぁと思ってたんですが…
最近Kがやや反抗期なところがあったので、そのままにしてました😨 
 

ということで、先程Kにちょっと聞いてみたら…
僕が調子乗っちゃって悪い事して先生に怒らせちゃった…と
バツが悪そうに話してくれました💦
(先生のご報告のお陰でツノを出さずに
余裕を持って聞くことが出来ました🙇‍♂️) 

ポツポツと…全部言ってくれたかは不明ですが
今後は二度としない事も約束しました
(お陰様であくまで私は穏やかです) 

 

っとご連絡を受けました。

そして続けて、

Kの行動、本当すみませんでした🙇‍♀️ 
そして、沢山怒って下さってありがとうございます🙏 
こんな事言うのは先生に失礼かもしれませんが、
身内以外に親身になって怒ってくれる先生の様な存在が身近にいる息子が幸せだと思います✨ 
これからもうちの子達をバシバシどんどん愛のムチをお願い致します🙇‍♂️🙇‍♂️ 
Kも、来週のレッスン楽しみにしてます🍀 

とも。

 

あぁ・・・・なんだろうなぁ。この感じ。

ママがしっかりと私の気持ちを受け止めてくださり、

一緒にK君を大事に育てていく感じ。

幸せです。

 

 

 

私はK君が「感じ悪い子」になっちゃったら嫌なので、

今回、あえて愛のムチをふるいました(笑)

それがちゃんとママに伝わるって、

本当に、うちのお教室の保護者の方々に恵まれて、

私は幸せです。

 

 

 

うちのお教室の自慢の1つは、

この、「保護者の方々と私との連帯感」です。

コレは私の力ではなく、

保護者の方々のおかげです。

本当にありがたいと思っています。

 

 

 

大事な、天使のような子どもちゃんをお預かりしているのですから、

しっかりと脳と心を育てていくことをお約束します。

音楽がお友達になり、人生が豊かになりますように。

 






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音楽を通して素晴らしい人生を楽しむことができますように!




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