ホントは生徒に見せたいピアノの中

2015 11月 17 楽器のお話 , , , 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by ♪ふるもりポポピアノ♪



音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。






ピアノは弦をハンマーでたたいて音を出します。

88個ある鍵盤にそれぞれ弦が、

最低音域では1本、低音域では2本、中音域以上では3本張られていて、

弦の総数は200本を超えます。

 

 

しかも、最低音域の弦は、導線を巻きつけたぐるぐるな弦になっています。

弦はフレームについているチューニングピンで張られていて、

1本あたりの弦を引っ張る力(張力)は

70~80kg重程度で、全弦の張力の合計は20トン重にもなるのだーー!!

 

 

 

20トンって・・・・・

ぞうさん1頭でも、大きくても6トンとか7トンとか、

そのくらいでしょ。確か。

 

 

 

私のピアノの中に、

ぞうさんよりも大きなチカラが存在しているとはね・・・・・・・・

 

 

 

それで、そんなぞうさん力でひっぱっているので、

それは時間とともにゆるんできます。

そうすると、音が狂ってくるんです。

 

 

 

なので、定期的にメンテナンスが必要なんです。

これを調律と言います。

もちろんレッスンの時間外に行います。

 

 

 

でもね・・・・・・

本当は、私はこの調律の現場を

生徒さんたちにも見せたいんだよね・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

私が子どもの頃、

自分のピアノを調律している様子を見るのは、

1年に1度の楽しみでした。

 

 

音がみるみる変わっていって、ピンと合う瞬間!!

すっと気持ちが良くなる瞬間なんです。

 

そうか、ピアノって、本当はこんな音だったんだって。

 

 

 

 

ヴァイオリンなどの弦楽器や、

トランペットなどの管楽器は、

演奏のたびに、その場で自分の音を調律するんです。

 

でも、ピアノはそんなことはできません。

だったらせめて、

調律の瞬間だけでも、心を込めて立ち会ってもらいたい。

 

 

調律師さんが、どんな思いで音を整えてくれたのか

このピアノを、どんなに大事に扱ってくれているのか、

その様子を見ておいてもらいたい。

 

 

 

 

そして調律の日には、

ピアノを分解して、ピアノの内部を見ることもできます。

調律師さんは、ピアノのドクターですので、

構造やお手入れについても、教えて下さいます。

 

 

ピアノって鍵盤のフタを開けると、こうなっています。

IMG_3620

 

 

ちょっといつもとは違って見えますよね。

白いところだけを鍵盤だと思っていませんか?

もっとずっと奥まで鍵盤なんです。

 

 

そして、この鍵盤は、ズリズリっと手前に引き出すことができるんです。

 

 

IMG_3621

 

 

おおおおおおおお!!!!

なんだか、メカニカルだ!!!!!

 

 

鍵盤を弾くと、シーソーみたいにハンマーが上がるんです。

そして、そのハンマーが下から弦を打ち上げるんです。

 

 

IMG_3622

 

 

 

左側の、フェルトが丸くついている部分が、弦にあたる部分です。

 

 

今回は、調律師さんにお願いして、

この撮影にご協力して頂きました。

ありがとうございます。

 

 

 

私のピアノの中は、このようになっています。

中を見ると、

毎日、この子たちがピアノの音を出してくれているのかと思うと、

なんだか我が子を見るような、愛おしい気持ちになります。

 

 

この子たちを相手に、

雑な演奏なんて、できないよね。

丁寧に、心を込めて弾きたいよね。

 

 

何かを大事におもうことと、

音楽を大事に演奏することは、

つながってると思うのです。

 

 

 

だからだから、

ホントは生徒に見せたいピアノの中!!

 

 

 

 

 

 

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