音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
あまりにもショックで信じられなくて、
嘘のような話だと感じていたのですが、
やっと自分の中で整理がついたので、記事を書きます。
マイヤ・プリセツカヤという、憧れの憧れのバレリーナが、
先日、2015年5月2日、89歳で心臓発作のためドイツで亡くなりました。
大好きなバレリーナで、ずっとずっっと大好きでした。
私はずっとバレエもやってて、
音楽とバレエの両方を経験できたことは、
本当に恵まれていたし、幸せだったと思っています。
音楽とバレエは、お互いにとても密接な関係にあって、
バレエを理解しようとするときには、音楽の知識が必要だし、
音楽を理解しようとするときには、バレエの経験がとても役立ちました。 そ
もそも、バレエには音楽が必要です。
音楽がないバレエは、ありえないです・・・・
不安定な時代のソ連に生まれ、
だから、いろんなつらい目に遭いながらも、 バレエを愛し、踊り続けた方です。
「白鳥の湖」や、「眠れる森の美女」などが有名ですが、
私は、なんといっても、白鳥が好き。
初めてマイヤ・プリセツカヤが踊る白鳥を見た時には
余りにもの美しさに、ポロポロと泣きました・・・・
本物の白鳥のようでした。
代表作の「瀕死の白鳥 "The Dying Swan"」です。
年を重ねてもずっと踊り続けていたので、
なんだか、このまま、ずっとずっと、ほんとにずっと、
踊り続けてくれると。そんな気さえしていました。
20世紀最高のバレリーナと呼ばれていました。
できれば、21世紀も、22世紀も、踊ってもらいたかったです。
あの踊りを、ずっと見たかったです。
私がピアノを演奏する時、
心の中で、絵を描いていたり、
映画のワンシーンを作っていたり、
踊っていたりします。
そして、彼女のバレエのように、
丁寧に、華麗に、優雅に、繊細に、豊かに、切なく演奏できることが、
芸術家のハシクレとして、夢でした。
私がバレエに出会っていなければ、
私は、こうして音楽家になっていなかったことでしょう。
それほど、バレエは私にとって大きな存在です。
クラシック音楽を学ぶのなら、
ぜひ、バレエの世界ものぞいてみてもらいたい。
体で音楽を感じるということ。
音楽を体で表現するということ。
楽器の演奏とバレエって、共通するものがあまりにも多い。
本質は、1個なのかもとさえ、私は思っています。
バレエって、リトミックそのものだと思うし、
あ~、もう、
バレエとか、リトミックとか、音楽とか
何か区別があるのかな??
そもそも、1個のものだったのに、
いつの頃からか、分かれてしまったんじゃないかしら?
ボレロ
踊っているのは、マイヤ・プリセツカヤです。
美しい。ってこのことだわ・・・・( ´ー`)フゥー...
この曲は、エネルギーの変化がよくわかりますね。
リズムとメロディーはずっと同じです。エネルギーが変わっていくのです。
音楽のエネルギーの変化、踊りのエネルギーの変化・・・・・・
表現って、こういうことを言うのだと思う。
私達 音楽家は、心の中でこうやって踊りながら、演奏する。
だから、そうか、
バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤは、
こうやって、たくさんの人の胸の中に生き続けるのだと思う。
・・・・・もちろん、私の中にも。
あぁ・・・もう一度、白鳥を見たいなぁ・・・
ッと思って探していたら、これを見つけました。
これは、マイヤ・プリセツカヤが、67歳の時です。
す、すばらしい・・・・
この年令で、この身体。この踊り・・・・
いやぁ・・・私もまったり太って、
下腹ポッコリとか、
二の腕むっちりとかになってる場合じゃないよ。
あ、バレエやってた頃は、こんなじゃなかったです。さすがに^^;
もっとキャシャ~だったし、軽やかだったです。
寂しい、さびしい、とても寂しいけど、
間違いなく私の一部分を作ってくれた偉大なバレリーナのご冥福をお祈りします。
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