音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
私は保育園や幼稚園、サークルなどの場で、
リトミックの指導をしています。
もちろん、個人レッスンの中でもリトミックを取り入れて指導をしています。
リトミックという言葉はなんとなくきいたことがあっても、
まだまだその知名度は低く、
「リトミックってなんですか?」とお尋ねされることも、よくあります。
なので、
私がなぜ、リトミックをやっているのか、
なぜ、幼児期にリトミックをおすすめしているのか、
どんな気持ちでやってるのか、
どんな効果があるのかなどを、
文章でお伝えすることがよくあります。
自分で言うのもナンですが、この文章がすごく好評で、
いや、好評とか、自分でいうの、とても恥ずかしいんだけど、
「この文章を家庭へのお便りにのせてもいいですか?」
「この文章を、園のホームページにのせてもいいですか?」
とか言って頂くことが多いので、
もう、ここで大公開しますので、
どうぞ、もしも気に入って頂けましたら、ご自由にお使いください。
できれば・・・・・
一部分だけ取り出したり、
文章を切り貼りしたりしちゃうと、
それはそれで、違う意味になっちゃうおそれがあるので、
できれば ですが、転載の際には全文をお願いしたいです。
長いんですけどね・・・・・・
では。ここからです。
こんにちは、
リトミックを指導しております ふるもりきょうこ と申します。
リトミックってなんだろう?
リトミックってどんなことをするのだろう?
「リトミック」という言葉は聞いたことがあっても、
果たしてその正体はなんなのか、
わかりにくいという声をよく聞きます。
「リトミックというのは、音楽と仲良くすること」
だとイメージしてください。
子どもへの音楽教育は、
クラシック音楽を聴かせることよりも、楽器を習わせることよりも、
その前に是非、音を体験してほしい、と思います。
大事なことは、音を体で感じることです。
それには、まず初めにやっておきたいことは、
「耳を澄ます」ことです。
小さな音、風の音や水の音などの自然界の音に耳を傾け、
「聴く器官」を育んでほしいと思います。
音楽教育といっても、
音楽作品を聴くことや、
歌が上手に歌えるとか、
楽器がうまく演奏できるか、
そういったことに価値を置くことは重要ではありません。
子どもたちは、かすかな音に自ら耳を傾けます。
耳を傾け、
微妙な音の質までも感じ取れるような体験をして、
あらゆる質の音も子ども自身が自ら感じ取るので、
聴くことを学ばせてあげて下さい。
音を聴く体験をし、
目で見る体験をし、
匂いを嗅ぐ体験をし、
そういった感覚を通して学んだものは、
その後の成長を通して、
徐々に目覚めて、感情面に作用していきます。
お外に出て風の音を聞いてみるのもよいでしょう。
海が近いなら、波の音を聴きに行ってもよいでしょう。
山が近いなら、落ち葉を踏む音を体験してもいいでしょう。
保育園や幼稚園で過ごすこの時期の音楽教育は、
音楽のテクニックを教えるのではなく、
音楽を体で感じることができるようになることが
一番大事だと考えています。
音楽の躍動感や、ビートを体で感じることができて、
それを表現できるようになることが、
テクニックを習得するよりも前の段階で必要なことです。
ビートのない音楽は音楽ではありません。
表情のない音楽も音楽ではありません。
特にこの時期の子どもたちは、
感受性も表現力も豊かで
大人では想像もしないような事を、感じたり考えたりやってみたり・・・
子供たちのその素晴らしい想像力や表現力を
音楽は最大限に引き出してくれます。
そして、音楽の楽しさもまた、
子どもたちの想像力や表現力が最大限に引き出してくれます。
そして、その相互作用を起させるためには、
テクニックよりも、心を育てることのほうが大事なのです。
楽譜通りや、発表会のためのきちんと仕上がった音楽を作ることを教える前に、
音楽を楽しむことを子どもたちに伝えて行きたい。
それが、私の願いです。
音楽は難しいことではありません。
また、特別なことでもありません。
日常の中に、音楽を取り入れて、
音楽と一緒に生活できたら、素敵ですね。
最近では
映像やアニメなど視覚的に先に入ってきてしまうものが多く、
自分で想像しなくても、
すでに作られたイメージをどんどん与えられてしまいます。
想像力に欠けているせいで、
視覚的にもっと刺激的なものが欲しくて、
残酷なものやグロテスクなものも平気…
ゲームの世界になれてしまい、相手を傷つけたりすることや
人の気持ちを考えない行動をするのが平気・・・
そんな世の中になってしまうことは、
本当に怖いことだと思います。
おとなりにいるお友達が、
なにか困っているような顔をしてるな。
なにか、嫌なことがあったのかな?
こんなことを言ったら、○くんは嫌な気持ちになるかな。
こんなことをしたら、○ちゃんは、痛いかな。
そんなことを想像できないようになってしまったら、
お友達と仲良くすることなんてできません。
想像力は、思いやりです。
想像力は、生きる力をも育てるのです。
人の気持を考えたり、思いやりを持つこと、
周りの状況を判断したり、
自分の位置を客観的にみる力、
自主的に動き出す力を育みます。
音楽の力を借りて、
子どもたちに 優しい思いやりの心を
たっぷりと豊かに育ってもらいたいと思います。
音楽をもっと身近なもの、
難しいものではない事を見せてあげてください。
音楽はファンタジーです。
音楽する人が、その物語をふくらませるのです。
音の流れ、弾み、はやさ、盛り上がり、
いろいろな表現で音を楽しみながら、
耳で聴いて
体で感じ
心を育て
想像を育て
そのすべてを使って、
歌や楽器や体で表現する…
その「音楽をする」ということを、
いっぱい体験して、
音楽の魔法の世界へ連れて行ってあげたい。
そんな願いを込めて、
私はリトミックの指導をしています。
音楽を使って、リトミックを使って、
私がやりたいことは、
豊かな心を育てるということです。
どうか、お家に帰ってきたら、
一緒に親子リトミックをしてみてください。
音楽に合わせて、
一緒に手を叩いたり、
歩いたり、踊ったり・・・
子どもと一緒に手をつないでリトミックが出来る期間というのは、
実はそんなに長いものではなく、
あっという間に過ぎ去ってしまうものです。
どうか、手をつなぎ、膝に抱き、
一緒に音楽を楽しむ時間を作ってください。
音楽が家庭にあふれ、素敵な時間を過ごすことができると思いますよ。
そんな時間こそが、一番の幸せなんだと、私は思っています。
子どもたち一人ひとりが、
音楽とお友達になり、
音楽と愛があふれた素敵な人生となりますように。
願いを込めて。
♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこ
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