音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
「あの、これ・・・・昨日作ったので・・・・・・・」
彼女はちょっと恥ずかしそうにしたを向きながら、
私と目を合わせることなく、右手を差し出した。
手には、かわいくラッピングされた「何か」があった。
「ん?え?なあに? 作ったの?すごいじゃん」
「はい、友チョコ・・・・・」
「うわぁ。かわいい、素敵。先生、こんなの好きぃぃぃ♥」
この言葉を聞いて、彼女は初めて私の目を見た。
この子が ♪ふるもりポポピアノ♪ に通うようになってから、
ちょうど1年ぐらいになります。
転勤で熊本にいらっしゃって、前のお教室からお引越ししてきたのです。
なので、まだ、私になんとなーく遠慮があるのかなぁ・・・・
(こんな私にね。('v')にやり・・
大声でガハハと笑うタイプでもないし、
バカ話をするタイプでもないし、
私はこの子から何かを引き出すことに、
この一年間、必死だったようにも思う。
その子が、自分で作った友チョコを私にくれるとはね・・・・・・・・・・
あっ。いかん。涙がでそうになるじゃないかぁーーーーーー!!!
私も父が転勤族だったので、
たくさんのお引越しを経験しました。
それと同時に、たくさんのピアノ教室を渡り歩きました。
なのでよくわかります。
最初のころの、どうしようもなくなじめない感じ。
アウェイ感。
自分のお教室、自分の先生という感覚を持つには、
どうしても時間が必要でした。
もしかして、ちょっとは私に心をひらいてくれるようになってくれたのかなぁ・・・・
そもそも、私が幼い頃には、
「友チョコ」なんて、なかったよ。
「義理チョコ」さえ、途中から出てきたように思いますけど。
「友チョコ」かぁ。
そんなものができてくれたおかげで、
私は、彼女との距離がちょっと近くなったような気がしました。
ありがとう。Aちゃん。
私ね、ほんとうに うれしかったよ。
これからも、一緒にがんばろうね。
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