ピアノを調律して頂きました。ヤバっ・・調律師さんに惚れそうになりましたっ!

2013 2月 02 楽器のお話, 音楽への想い , 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by ♪ふるもりポポピアノ♪



音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。






ピアノを調律して頂きました。

私が、全信頼を寄せる調律師サンにお願いしました。

もう、ずいぶん長いお付き合いで、

私の好みの音も、好みのタッチも、

全て ご存知の方です。

 

 

 

調律中の、あの、張りつめた空気が好き。

 

わずかの音のうなりに耳をそばだてて、

ああ・・まだちょっと低い・・・あ、それは、行き過ぎた・・って、

ほんとにほんとにささやかな音の波を感じて調律されてゆく

私のピアノ・・・・

 

 

 

ああ・・・ごめんね。

こんなに音がさがっていたのにね。

もっと早くに調律してあげればよかったね・・・・

 

 

調律が仕上がると、

私のピアノは、なにかとても御行儀よく、

おりこうさんになったように見える。

うふ。。

 

こんなにいい音が出たのね。私のピアノ。

 

 

 

そんなことを考えていたら、調律師さんが言った。

 

「先生、今回は、よく弾きこんでいましたね。」


そ・そ・そう・・・

調律師さんには、お見通しなのよ。

私がどれほどピアノを練習したのか、

ピアノの状態を見ればわかるって。

 

 

・・・

・・・

・・・

 

 

さぼれないじゃん・・

 

 

 

最近は、こんな感じの曲を弾いてるでしょ・・っていうのも、

・・・わかるらしい。

 

 

すごいね。プロって。

ところが、次の言葉に、私は凍りついた。

 

 

「先生、このピアノに満足していないでしょ。

もっと、大きな豊かなピアノで弾きたいって思ってるでしょ。」

 

・・

・・

・・

 

まさか・・・

そんなことまで、わかるの・・?

 

 

そう、正直なところ、私は、このピアノに満足していない。

本当は、もっと大きなピアノにしたい。

もっと豊かな音がでる。

多彩な表現ができる、

歌うピアノが欲しい。

 

・・・ほしい。

 

 

 

「先生が、もっと、豊かな表現をしたいと思って、

でも、このピアノではこれ以上の表現ができないから、

先生のテクニックで、指先の技術で、

どうにか素敵な音を出そうと苦心している様子が、

このピアノに刻まれています。

先生の苦悩が、工夫が、よくわかります。」

 

 

 

そう。

私は、ピアノを指では弾いていない。

耳で弾いている。


 

なので、弾きながら、音を探す。

 

 

私が出したい音は

ううん。こんな音じゃない。

もっと、もっと、歌って!ピアノ。

もっと。

 

 

耳が、私の耳が、

そんな音じゃ満足しない。

 

 

違う。

私の音は、もっとなめらかに。

私の音は、もっとキラキラと。

私の音は、もっと深く。。。。

 

 

 

でも、楽器の限界っていうのは・・ある。確かにある。

 

 

 

なので、ホールで演奏するとき、

私は、心からうれしい。

大きなホールで、フルコンのピアノなんて、最高!

ここならできる。

お家での演奏よりも、もっといい演奏が。

 

 

 

だって、歌う楽器だもん。

表現ができる楽器だもん。

任せられる。私の感性を。

委ねられる、パートナーとして。

 

 

 

歌う楽器に巡り会えた瞬間ほど、

幸せなものはありません。

 

 

 

 

おうちにも、ほしいなぁ・・・

大きなピアノ。

 

・・・・入らないって、スタジオに。涙。

 

 

 

 

ああ・・・・

そんな私の心の内なんて、

誰にも、ほんと、誰にも話したことなかったのに。

それを、見破っただなんて。。。。

 

 

ヤバ・・・

惚れそうになるっ!!w  (← こらっ!)

 

 

それでも、ご縁があって、私のもとに来たこのピアノ。

大事にしなきゃね。

いっぱい、弾いてあげるね。

だから、歌って! 私のピアノ。。。。

 

 

 

 

 

 

 

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