音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
最近ちょっとハマっている「大草原の小さな家」
朝から、こっそり見ています。
今朝のエピソードが、どうしても忘れられなくて、
一日中、ぐるぐる私の中を巡っています。
同じところに住むある女性が、
とんでもないことをいい出したのです。
80歳のお誕生日を前に、自分のお通夜をしたいと。
なぜならば、随分長い間、
自分の子どもにも孫にも会えなくて、
それどころか、連絡すらくれなくて生きているかさえわからない状態。
そんな毎日を寂しくてたまらないと感じていながら、
どうしたら良いのかもわからず、
お通夜になれば、さすがにみんなが集まってくれるだろうと、
もう、それしか子どもに会う方法はないと思ったのです。
死んでから子どもたちに会っても仕方ない。
死んだ私を喜ばせてくれても仕方ない。
生きているうちに会いたい。と。
思い詰めた上での話でした。
この辺で、泣けました。
実は、以前、私は祖母に同じようなことを言われたことがあります。
「何日も、誰も尋ねてきてくれない。
何も起こらない。
こんなんじゃ生きている意味がない。
もう、死にたい。」 と。
その時は、あまり深く考えられず、
「そんなこと言わないで。私も、時々遊びに行くから。」
とだけ、答えました。
それでも、毎日行くことなんてできなくて、
今思えば、どれだけおばあちゃんの気持ちに寄り添えたのか、
とても自信がありません。
人が大好きで社交的で、とてもやさしいおばあちゃんでした。
どんなに、寂しく、悲しかったことでしょう・・・・
あの時、おばあちゃんもきっと、
同じような気持ちだったのかもしれません。
「大草原の小さな家」の女性は、
自分のお誕生日にお通夜を計画し、
やっと訪れた子どもや孫達と再会し、
やっとやっと望みを叶えるのです。
子どもたちも母親の気持ちを理解し、
後悔し、母に感謝し、愛を確かめ合いました。
その時周りは・・・・・・・
自分のお通夜をでっち上げるだなんて、
とんでもない非常識だと糾弾しました。
一瞬ね。
でも、真実を知り、その気持を理解した時、
ローラのパパがいいました。
「さあ、お通夜は終わり。誕生会の始まりだ!」
そして、ヴァイオリンを弾き始めました。
みんなは優しくお誕生日と、家族の再会を祝いました。
・・・・・・・・・・なんというか、
人の心の奥底にある悲しさとか孤独とか、
母親にしかわからない気持ちとか、
そんなことを噛み締めている時に、
このヴァイオリンは、しみました・・・・・・・・
涙スイッチ、入りまくる。号泣。
誰かの心の叫びを代弁するかのような音楽。
その音楽に導かれてみんなに広まっていく優しい気持ち。
音楽ってすごいな。
そして、私がおばあちゃんにできなかったことを、
母にはちゃんとできますように。
寂しい気持ちにさせること無く、
しっかりと親孝行ができますように。約束します。
音楽と、ポポっと一生のお友達になり、
音楽を通して素晴らしい人生を楽しむことができますように!
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