音楽を通して脳を鍛え心を育てる
熊本市西区のピアノ教室 ♪ふるもりポポピアノ♪ ふるもりきょうこです。
ピアノを弾くことは大丈夫でも、
歌をうたうとなると、
なんだか急に緊張したり、
はっきりと歌えなかったり、
人前では、歌いたくないだなんて思ったりする人がいるようです。
私のお教室の生徒さんにも、
たまにそんなタイプの人がいます。
なぁによそれぇ・・・
もったいないわぁ
歌なんて、伸びやかに大きな声で歌ったほうが、
楽しいに決まってるじゃん。
恥ずかしい?
いやいやいや・・・
私達は、音楽家ですよ。
そう、あなたも、音楽家のたまごです。
表現者なの。
恥ずかしいとか、言ってる場合じゃーありません。
「先生、でも、私、高い声がでないんです。」
と言って、一緒に歌っていても、
高い音の部分になると、
急に口パクして、声を出さない生徒さんがいました。
だめだよぉぉぉ・・・
あなたの声、このくらいの高さの声が、
出ないはずなんて、ないもん。
確かに声は、生まれ持ったモノもあり、
声の質や、出せる音域の幅など、
いろんな人がいます。
でも、私が聴けばわかります。
その人の声が、だいたいどのくらいの高さまで出るのか。
このこの場合はまだまだ、ずーっと余裕があるはずです。
なのに、怖がって、
息を吸いながら歌おうとするから、
そんな、へろへろな声になっちゃうのです。
ね、もっと、まっすぐ立って。
しっかり、両足を踏ん張って。
高い音の所にきたら、ココにぐわーーんっとチカラを入れるのよっ!!
と、お腹をさわってあげました。
いい?ここよ。ここ。
ここを、ぐいっとぉ・・・・・(結構、思いっきり押すっ!!!!
「わぁ”!びっくりしたぁ、先生。
危ないよぉ、そんなに押したら。」
「いいえ、危ないのは、あなたです。
コレぐらい押されてふらふらなのは、あなたが危ない。
もっと、しっかりと立ちなさいっ!!」
偉そうに言って、もう一度歌を始めました。
で、高い音のところに来たら、
もう一度、お腹をグイッっとぉぉぉぉ!!
「先生、だから、あぶないって。押さないでって。」
「いいえ。押します。
だから、しっかり立ってって。
ハラリョクよ。ハラリョク。しっかりっ!」
さぁ。もう一度。
きたきた、高音部、はらを押すわよ========!!
ぐいっ!!
ポーーーーーーーーーーーン ♪♪♪
ほらぁ、出たでしょ。高い音。
あなたの声って、こんなにきれい。
「先生、私、できたーーーーーーー!!」
あぁ・・・その笑顔が見たかったのよ (T_T)
あなたにできないことなんて、なにもない。
コレぐらいの音、絶対出るって言ってるのに、
自分で出ないようにしてただけだもん。
簡単なことなのよ。
「うわーーーうれしい!! 出たよ。こんな高い声が。
ね、もう一回、歌おうよ!」
その言葉を聞けただけで、今日の私は、幸せでした。
ありがとう。
自分ではできないと思っていても、
それは、本当はほんのちょっとしたコツで、
できるようになることって、たくさんあります。
私達指導者は、
そんな、小さなきっかけを、すっと生徒さんに手渡して、
「できた!」って幸せな経験をしてもらえるように、
そんなお手伝いをするだけです。
鼻歌まじりに帰っていくその生徒さんの後姿を見ながら、
私のほうが、嬉しい気持ちになりました。
ありがとう。
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